パニック障害が治った。 | 仏教を味わう。

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パニック障害。

 

たまに、ニュースで聞く言葉です。

 

思えば過去に、私もなった事があります。

 

年齢は30歳頃のこと。

 

ある日、ご門徒さんのお宅で、ご家族と一緒に正信偈を読んでいましたら。

 

急に、胸の鼓動がドクッドクッと速くなり、大きくなりまして。

 

この先、爆発するか、頭の血管が切れるのかと思い慌てました。

 

今思えば、爆発するわけもないのですが。

 

その時に思い出した事は、

亡くなった父と祖父の事でした。

 

父は心臓に疾患が、祖父は頭の血管に疾患があり、

二人とも割と若いうちに亡くなった事を思い出したのです。

 

数分で治まったのですが、

気分が悪いので救急車をよんでもらい、着物姿のまま乗って病院に向かいました。

 

病院に着いた頃には、ずいぶんと心身は、通常に戻っていました。

 

横になり点滴をうちながら、

「なもあみだぶつ なもあみだぶつ」と、

小さい声で称えていましたら、呼吸も整ってきました。

 

すると現れた病院の先生が、富山のお寺のご門徒さんだそうで、

「あれ。もしかして本願寺派ですか?

先週、大谷本廟に父の遺骨を納めてきました。」と言われ、

ご縁を感じながら、少しお話をした事を覚えています。

 

その日は、母親が心配しながら迎えに来てくれまして、

それで帰りました。

 

それからというもの。

 

事あるごとに同じ症状がでまして、

このまま死んでしまうのではないかと不安な日々が続きました。

 

そんな中で、2ヶ月ぐらいたった7月のある日の事。

 

お参り先で、ご門徒さんの看護師の方とお話していましたら、

「ある年配の患者さんが、病院で飾った七夕の短冊に『はやく死にたい』と書いていた。」

という内容の話を教えてくれました。

 

この話を聞いて感じましたのが、

「人は、生きる事も、死ぬ事も、思い通りにならない」

という事でした。

 

お寺の法話会などでも聞いた事のある話でしたので、

仏教でも同じ事を説いているなという事も思いました。

 

その話を聞いて以来、鼓動が速くなると、

「不安だと思っても、どうせ死なないんだよな」

「人は、生きる事も、死ぬ事も、思い通りにならない」

「ドキッドキッしているけど、死ぬなら死んでみろ」

「死んでも悪い事はない。安らかなお浄土にいくんだ。」

と思うようになりました。

 

そう思うようになりましたら、

その内に鼓動もなくなり、

 

不安でドキッドキッしても、案の定、死なないものですから。

 

発症から2ヶ月ぐらいで、

パニック障害が治ったというお話でした。

ちなみに、

友人の中に2人パニック障害の方がいまして、

相談を受けた事があります。

 

「パニック障害があり、うつのようにもなりそうだ」と。

 

そんな友人にも、

↑の話を教えてあげましたら・・・

 

その後に、治ったそうですニコニコ

 

もし。

パニック障害で苦しんでいる方がおられましたら、

参考にしてみて下さいグッド!