どなたが決めたかはわかりませんが、今日は「母の日」だそうです。
いま皆さんの母親が生きておられるかは別の話としても、
「もろ人よ 思い知れかし おのが身の 誕生の日は 母 苦難の日 (詠み人知らず)」
という句がありますように、この身が存在するという事は、
身を削りながら苦労して、生んでくれた母親がいたという事です。
うちの場合は、四人の子を抱える母子家庭でしたので、
母親には育てる事でも、大変な苦労をかけました。
例えば、私が思春期で、少しやんちゃだった時にも、
夜遊びをして迷惑や心配をかけた事をはっきりと覚えています。
しかし、そんな時でも母親は、私の帰りの事を考えて、
玄関のカギは開けたままにしておいてくれました。
母親ゆえの優しさだったのでしょうか。
「子の罪を親こそ憎め憎めども 捨てぬは親のお慈悲(なさけ)なりけり (利井鮮妙和上)」
この句の心が、重なります。
現在は親子ゲンカがたえませんが、
あらためて、恩を感じる今日の「母の日」であります。
