夏休み16日目🍉。
長らくお読みの方はお気づきかもしれませんが、
キャプテン(小4・男)はおそらくASD
外から見ると、困っているように見えるのに、
「全然困ってない」
としか言わない自己肯定感高めのASD。
わたくしは、よく困ってしまいます
情けないです。
先日も、学校で、ひと様の大事な楽器2つを
カートに乗せて
キャプテンがカートを引っ張って徐々に加速し(本人にとっては実験)、カートごとひっくり返すという、事故を起こした。
幸い、壊れ物はなかったのですが、
ごめんなさいをした後
キャプテンは
ひとりぽつんと
水飲み場で静かにしていて、
声をかけに行かないと
みんなのところに戻れなかった。
ほら、
困ってるでしょ。
でも
「いや、別に困ってない」と言うのです。
水道の水の流れを観察していたと。
いや、そう言われたら、そんな様子だった気もします。
今日も。
食事前、わたくしが
テーブルの上にあったリモコンで
エアコンを切ろうとしてると
キャプテンがすかさずテーブル上のフォークをとってボタンを押そうとする。
「食べ物を食べる道具でそんなことしない。
手でするのよ!」
もう、保育園児にいうセリフです💧
「いやー…フォークでリセットボタンは押せるのかなと思って」
「食べ物を食べる道具でしないでください。困ります」
「いや。別にこまらないでしょ」
じゃ、リセットのくぼんだ穴は、何で押せば良いわけ。と聞いてくる。
そうだね。つまようじがいいじゃない?
使ってないつまようじで押して、それは捨てるが良いんじゃない?
昼。
向こうの部屋から大きな声で話しかけてくるキャプテン。
「ママ、これって、空気中の水分を吸収することで冷たくなるらしいよ。だから僕はこれを部屋にぶら下げて、湿度を下げるのに使うね」
と言ってやったのがこちら。
夜。
「暑いから今日はここで寝るね」とリビングに枕と毛布を持ってくるキャプテン。
床には、さっきまで何かしてたものが散乱している。お道具箱から出したハサミ✂️やペン✒️🖋️。開いたままの筆箱。ファイルからはみ出たプリント……。
「大丈夫だいじょうぶ」と、その中で眠ろうとする。
「大丈夫、じゃない‼️
あなた困ってるじゃない。」
「いや別に困ってないし」
「これが積み重なったら、ゴミ屋敷になるんだよ。
ゴミ屋敷に住んでる人は、『困ってない。全部大事なものだ』っていうでしょ。本当にそうかしら⁉️
ママから見たら、あの人たち困ってる。自分が困ってることに気が付かないから、人は助けてくれないし、教えてもくれないんだよ。
こうやって一つ一つ丁寧に片付けをやれば、自分も困らないし、周りの人も困らせない。ひとつひとつやりましょう」
そう言うと、今日はじめて
「うん、わかった」と言って、
広げたものを片付けてくれた。
珍しく、素直に、従った
…とおもって、手伝ってたら、
毛布の下から
隠したハリーポッターと懐中電灯が出てきた
これだ!
懐中電灯を使ってでも
隠れてでも
リビングで寝て
一旦親の言うことを聞いたフリをしてでも
やりたかったこと!!
寝る間を惜しんでハリーポッター
これが親に見つかったらそれこそ「困る」から
言うこときいただけなんだね。
本と懐中電灯は無言で回収しました。
さぞ、お困りになったことでしょう。