自我の望みは果てなく、高く、
今ここじゃないものを常に求めていたりします。
〝みんなから受け入れられること〟だったり。
〝愛されること〟だったり。
〝お金持ちになること〟だったり。
〝成功すること〟だったり。
〝モテたり、騒がれたり、人気者になること〟
だったり。
自我の望みを全部叶えようとしたら、
身体がいくつあっても足りない、ということに気づきます。
それもそのはず、自我の望みは、
この肉体(いのちの繋がり)なんてのはまったく関係なく、
不満足で、まだ手に入れてないものを、
手に入れようとするエネルギー。
肉体ドシカトの自我エネルギーに合わせていると、
身体はもれなく疲弊して壊れていきます。
実は自我の望み、というのは、何も肉体を使わなくても
叶ってしまう、ということをご存知でしょうか？
それは自己ワークでいうところの
〝自分を受け入れる〟
ことであったり、イメージの受容であったり、
自我の満たされないエネルギーは、
自分の中のイメージの中で癒されてしまえば
今後それが起きなくなるだけの
実体のないエネルギーです。
不思議なのは自我の求めるエネルギーが癒され、
弱まってくると、あんなに求めていたものが、
実はもうあったと、現実に反映され始めます。
自我の望みというのは、必死でそれを実現させなくても、
自分の中で癒せば勝手に整っていくので、
そこのエネルギーを取り込んで、取り組まなくてもよくなります。
私たちが叶えてあげたいのは、誰の肉体でもいい、
やらせたいだけの自我の望みではなく、
この体そのもの、
いのちの望みを聴いてあげるということ。
いつ実現するかわからない自我の望みよりも、
今ここで叶う、身体の望みを聴いてあげること。
迷ったら、まずは体に聴く。
誰かの意見や教えを実践することではなく、
今一番あなたと共にあるもの。
ずっとずっと寄り添っているもの。
この体の声を聴いて、その望みを叶えてあげる。
体を、まず第一に優先させてあげること。
そこさえ忘れなければ、自我の望みに惑わされなければ、
後は自然と整っていくし、自分に無理することなく、
誰かの自我エネルギーを自分だと勘違いして、
そこにエネルギーを注ぎ込むことなく、
今、ここにある、全体のいのちの流れに
乗って行くことが出来ます。
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自我のエネルギーを自分で見破る
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