どんな表現にしろ言葉にしろ、自分抜きにして語るのは、
実はすっごくカンタンだ。
計算式のように、ただ説明すればいいだけだから。
何かを伝える時、自分の知識や経験を使って
伝えることは、実は誰でもカンタンに出来る。
でもそれは経験や知識からくる説明であり、
あなたというエネルギーはあまり乗らない。
自分を置き去りにしたものは、相手には伝わらない。
なぜなら、自分も相手だから。
自分を置いてけぼりにしたものは、
ほかの相手も置いてけぼりにする。
自分を抜きにしたメッセージは、相手も抜きにする。
自分を抑圧した代理表現は、相手も抑圧する。
ダイレクトに伝わらないのは、
自分というトップバッター
の相手をダイレクトに
置き忘れているから。
自分を抜きにした表現は相手には伝わらない。
本当の自分を知らない表現も相手には伝わらない。
要はどれだけ自分に向き合っているかで、伝わるものが違う。
自分を誤魔化していたら、周りも誤魔化すことになる。
自分に気づかないまま、相手を気づかそうなんて100万年早い。
とことん自分に気づかないと、
どこかで借りてきた言葉で相手を揶揄するだけだ。
気づくのは、いつも自分だ。
周りや誰かじゃない。
あなたが気づいた姿をみて、周りは気づいていく。
世界はあなたを抜きにしたものを見たいんじゃない。
あなたという愛をみたい。
あなたという灯からもれる光をみたい。
自分を照らさないで、誰かを照らすことも、
自分の心を打たないで、誰かの心を打つことも、
自分に気づかないで、誰かを気づかせることも、
ぜったいできない。
どこまでいっても、ここに灯る光が、
ここから漏れ出す光が、
辺り一面を照らしていく。
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