レクサス・ES | タクシーに魅せられて

タクシーに魅せられて

ジャパンタクシーの普及とともに、車種の多様化が進む「街の顔」

日本ではまだ馴染みの薄いレクサス・ESですが、フラッグシップセダン「LS」とともに、1989年のレクサス発足時から存在する歴史あるモデルです。トヨタ・カムリがベースで、1991年登場の2代目からは日本市場にも投入されました。当時、国内ではまだレクサスが開業しておらず、「トヨタ・ウィンダム」として販売されていました。

ウィンダムは、2006年生産終了の4代目を最後に絶版となり、レクサスの国内展開後もESは海外専売の状態が続きましたが、2018年になって、新たに登場した7代目のハイブリッド車(ES300h)が投入され、国内復帰を果たしました。

 

セダン市場が縮小する中で敢えてESをラインナップに加えたこと。また、量産車で世界初の「デジタルアウターミラー」を選択できるようにしたことでも話題となりました。

 

ES 東京無線1924号車(国産自動車交通) 2019年9月撮影

 

東京無線に加盟する国産自動車交通(練馬区)は、法人タクシーとしては非常に珍しく、この7代目ESを導入しています。

1924号車は9月11日に運行開始したといい、撮影時点で最新の車です。黒塗りではなく、深みのある紺色が美しいです。

 

ES 東京無線9272号車(国産自動車交通) 2019年9月撮影

 

9272号車は、同社のESで唯一、3眼LED式ヘッドライト、シーケンシャルウインカー仕様です。

 

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同社はES導入に先立ち、車格の近い後輪駆動(FR)セダンの「GS」も導入しており、これら「レクサスタクシー」をPRする専用のツイッターアカウントを設けています。

同アカウントの投稿によると、ESの導入順は、①9255号車、②117号車、③6846号車、④1471号車、⑤1464号車、⑥9272号車、⑦765号車、⑧1924号車のようです。