小型タクシー用のトヨタ・コンフォートには、最上級グレード・SGなら、オプションでドアミラーを装着できます。
一方、中型版であるクラウンコンフォートには、ドアミラーの設定はありません。
しかし実際には、ドアミラーのクラウンコンフォートも少数派ながら存在します。
クラウンコンフォート 東京無線6338号車(宮園自動車) 2011年10月撮影
クラウンコンフォート 東京無線1542号車(宮園自動車) 2012年3月撮影
2台とも宮園自動車(中野区)の車両。グレードはスタンダードですがサイドモールが付いています。
タクシー特有の装備とも言えるフェンダーミラーですが、このブログで何度か触れているように、日産・Y31型セドリックは、2009年9月の一部改良で、ボンネット・フロントフェンダーの形状を変更。これに伴い、フェンダーミラーの設定を廃止しています。
これは、万一歩行者と衝突した際に、歩行者の頭部への傷害を緩和するための措置です。そういう目的である以上、トヨタのコンフォート系でもいつか似たような改良がなされる可能性があります。
現時点では少数派のクラコン・ドアミラー車ですが、もしY31型のような改良が実施されたら、ドアミラー車が当たり前になるのかもしれません。