2025年4月7日。第83期名人戦が始まる前々日にこのブログをスタート。

(投稿は日にちが変わった翌8日)

ブログの概要

「藤井聡太四段誕生のニュースを入口に初戴冠の扇子を何気なく購入し、2021年の叡王戦ABEMA生中継をキッカケに藤井聡太二冠の将棋に魅了され、将棋の本を読み始め対局場巡りも楽しむようになったイチ将棋ファンのブログです。」

に書いた経緯の通り、将棋中継、将棋動画と将棋本から得た情報・知識で、現在・過去・未来、出来事・思い出・空想を織り交ぜて続けていければ、幸いなり!!!(決意 期待 奮起)

今日は何の日? 

藤井ファンのバイブル、棋士を目指すような本格派の指し手の方なら格好の教科書か?!とも想う「藤井聡太全曲集」。本日第4巻「令和2年度版」の最終局の第71局まで完読の記念日。

遡ること2年ほど前の2023年2月12日、大阪市福島区・関西将棋会館で「藤井聡太全局集 平成28・29年年度版」を一念発起、いや、読むより眺めることになる覚悟で購入。棋譜の符号には馴染みのない状態ながら、デビュー戦の加藤一二三九段戦だけでも理解しようと時間を掛けて精読(なかなかページが進まない静止読か・・)したあの頃。何日掛けて読んだのかもはやよく覚えていないが、形勢が変わっていくことだけを楽しんで、一手一手の意味などほとんどわからなかったことは確か。

解説などはチンプンカンプンなわけで、それまでは将棋の本を買うこと、買おうとすることはあったとしても簡単な詰将棋の本。

そんな当方も全局集は、最初のページには中学生棋士の「はじめに」の挨拶文から始まり、目次に続く数ベージには話題満載のデビューの一年間の印象深い写真の数々。そして伝説的な最年少最年長対局となった初対局の解説に入っていく、将棋本ビギナーにも嬉しく&楽しくページが捲れる構成に感謝。

前述のデビュー対局を含む重要対局詳解編12局にはところどころ、初心者にも有難い「棋譜の内容ではない話」も散りばめられ、同箇所に辿り着くまで何とか棋譜解説も自分なり読み解いて、29連勝の対局の中身を知ることができるのが楽しい。

(なお、「棋力に応じて」との但し書きが、暗に表に着いて回ることをここに宣言。)

1年程かけただろうか、かなりのスローペースで解説編の48局もクリア。2016年・2017年の日付けの入ったメモ帳に対局の記録を書くことをモチベーションとして、あるいは棋譜並べ擬きにも何回かチャレンジし棋士の真似事してみたのも一興。

平成30年版では、詳解編は完読するも、棋譜が示す駒の盤上の位置はピンと来なくて解説編はいつの間にか断念だっただろうか。

早々に次年度版へ(わかり易く表現すると第3巻)。

解説編スキップ読みはその後も続いて、タイトル獲得の歩みをタイムリーに味わおうと、最年少名人就位の記録を作った「藤井荘」の表紙が嬉しい第8巻の「令和4年度版・下 七冠獲得編」は、販売開始直後に購入するところまで追いついた。

七冠達成までは書籍版といつでもどこでも読める電子書籍版の両面作戦を敢行していたが、八冠達成号からは電子版だけへと戦略を変えることに。ならば焦って購入することもなかろうと、第1巻から時系列で対局を再読すること決意。

全局集以外の「藤井聡太の詰み」(書籍版)にも手を出し、棋力向上に期待。

いつの頃か、将棋DB2の無料の将棋棋譜提供サイトも見ながら棋譜を眺めて約1年。

第4巻となる令和2年版まで解説編も含めてじっくり且つ以前と比べて格段の早さで読めるようになった。将棋の奥深さを少しは触れることができるようになったこと実感。

次の読む将棋の一手はあの伝説の「▲4一銀」の松尾歩八段戦。

第34期竜王戦ランキング戦2組 全局集 令和3年度版・上 三冠編 (解説編 第5局」タイトルは『絶妙手▲4一銀!』(p.250)。

二冠獲得の2020年度の最終局。意外にもこの対局は重要対局詳解編13局に選ばれていない。話題の対局が何と多いことかを物語る構成、と感心しかり。


2023年2月12日の大阪市福島区の関西将棋会館


第1話 全局集 (終)