前回の調査で、使っている食材・調味料のスーパーマーケット価格に基づいて、我が家で作っているツナ・マヨおにぎりの原価を計算し、原価率30%で販売価格を設定したところ、コンビニと同じレベル(55ー65ペソ)になりました。
みんなが気軽に食べられるおにぎりにするには、販売価格の低減が必須です。
販売価格の低減を含め様々な課題に総合的に取り組むために、「みんなが気軽に食べられるおにぎり」をどのように実現するのか、販売戦略を立てる必要があります。
今回は次の項目について検討しました。
販売戦略
1、対象顧客
2、商品のラインアップと販売価格
3、販売方法
1、対象顧客
(1)所得階層
低中所得層以上、即ち少なくとも50%以上のフィリピン人を対象とする。
(2)対象地域
地元ジェンサン市民を対象とする。
(3)顧客のニーズ
軽食とメリエンダを求める顧客を対象とする。
フィリピンの所得階層別の家族割合(PSA)
Pancit Canton:Maggi
Empanada:Steemit
2、商品のラインアップと販売価格
(1)商品のラインアップ
(イ)おにぎり
「フィリピンのマグロ首都」に住むジェンサン市民が愛するマグロ、その中で最も日常的に食べられているツナ缶を具材にし、ブランド名を「ジェンサンおにぎり」とする。
(ロ)飲み物・副食
軽食とメリエンダのニーズに対応するため、ソフトドリンク、スープ、簡単な副食を合わせて提供する。
(2)販売価格
標準サイズのおにぎり1個の価格をP40以下とする。
3、販売方法
(1)作りたてを提供する
おにぎり本来の美味しさを味わってもらうため、作りたてを提供する体制を整える。
(2)テーク・アウトに対応
テーク・アウト需要に対応するため、おにぎりの美味しさを保つ方法を考案する。
(3)家賃費を低く抑える
ショッピング・モールのフード・コートやフード・ステイション、または簡素なレストランとする。
ショッピング・モールのフード・コート:Ronald Hilton
「ジェンサンおにぎり」、様々な魚肉形状と味付けのツナ缶をだけを具材とするおにぎりです。
ジェンサン市民に愛される、そしてみんなが気軽に食べられるおにぎりを作りたいものです。