ダバオで開催される会議に出席するパートナーのLaiに同行しました。

 

会議は三連休の初日だけで、後の二日は2−3箇所のリゾートを訪れる予定です。

 

ダバオの新湾岸道路

 

二日目の夕食をとっていると、「明日はBuDaへ雲海を観に行くので4時起きだよ」とLaiが言います。

 

雲海が発生するのはダバオ市北部の高地に位置するMarilog Districtです。

Bukidnon-Davao Roadが縦貫している同地区はBuDaと呼ばれて、市民に親しまれています。

 

ダバオ市民にとってBuDaはマニラ市民にとってのBaguioのような存在で、高地の自然を楽しむ避暑地です。


Marilog District (通称BuDa)

 

朝5時前にダウンタウンを出発し、最初の目的地であるSonnen Berg Mountain Viewに向かいました。

 

緩やかな上り坂を60km余り走行して、標高800mの目的地に着いたのは6時半です。




Sonnen Berg:Photo by Ayzel DG

 

ところが、5時半の日の出を観た後に朝食をとっている人たちが多く、入場制限中でした。

 

道路脇にある待機場所の東側に峡谷があり、それを埋め尽くすように雲海が広がっています。

 

峡谷を流れる川から昼間に蒸発した水分が夜間の放射冷却で霧、層雲となっているのです。


 



Sonnen Berg東側の峡谷

 

間もなく入場制限は解かれたので、急な坂道を登って崖の上にある施設に向かいました。

 

崖の上は狭く、展望台とレストランがあるだけです。


 

 

 

 


 

待った甲斐はありました。

 

展望台から眺める雲海は一段と雄大で、幻想的です。


 

 


 

雲海の眺望を堪能した後、地元産のカカオ豆で作ったホット・チョコレートとスーマンを味わいました。

 

フィリピンの伝統的なスイーツです。



 

Sonnen Bergを後にして、次に向かったのは更に19km北のPilgrim Restaurantです。

 

標高1,200mの場所にあります。


 

 

山あいを吹き抜ける涼風を感じながら、ベランダのテーブルで遅めの朝食を摂りました。

 

調理されている野菜はPilgrim農場で栽培されたものです。

 

 


 

レストランの一角にあるコーヒー・ショップでは自家製のコーヒーが提供され、コーヒー豆やリンゴなど農場からの収穫物とその加工品も売られています。

 

コーヒー豆と路上で売られていたいちごとイチゴジャムを買い求めました。

 

 

 

 

 

Pilgrim農場のコーヒーを飲みながら、暫くはBuDaの余韻に浸れそうです。