農園主任のRodyがいたときは裏庭は充実した菜園でしたが、パートナーのLaiは手間のかからない果樹と多年生野菜に植え替えました。

 

オクラ、生姜、Alugbati、Leek、Lemongrass、Red chiliなどを、果樹と同じように無農薬、無肥料で栽培しています。


生姜


Alugbati


Red chili

 

オクラは2020年の6月頃に植えたので、コロナウイルス感染症の拡大でLaiが多忙になり、収穫しないまま放置したので大半が枯れてしまいました。

 

今年になって彼女がこまめに収穫できるようになり、数本残った株がなんとか元気を取り戻しています。


2020年8月


2023年9月

 

オクラの原産地はアフリカ北東部で、熱帯では多年草で通年栽培されますが、低温に弱いため温帯では夏季に栽培されています。

 

いずれの場合も、種まきから開花まで約60日かかり、2−3日毎に収穫できます。



 

地元で売られているのは改良品種のHolidayで、庭で栽培しているのはDiwataという在来品種のようです。

 

DiwataはHolidayより大きく、薄緑色で、柔らかくてぬめりのある食感と微かな甘みが絶妙で、大きいので食べ応えもあります。


Holiday種:DOA


Diwata種

 

改めて、現場を確認すると、裏庭に3本、主庭に2本、門外に1本残っていました。

なんでこんなに離れ離れの場所に植えたのか?

 

裏庭は果樹で日照が妨げられるので、主庭と門外にも植えたという納得の説明です。

オクラの栽培には、雨は週1度でいいけれど、日照は1日6時間以上必要とされています。


 

 


 

しばらく観察していると、早朝に白い花を咲かせて、夕方にはしぼんでしまいます。

 

翌朝にはしぼんだ花が落ちて、小さなオクラがのぞいていました。

 

 


 

開花後3日目には、オクラは数センチに伸びています。

 

適正な収穫時期を知るため、5・6・7日目を並べて試食しました。

それぞれ12・14・16cm程度の長さです。

 

柔らかいのは6日目迄、7日目はシャキッとした歯ざわりで一部に筋がありました。

農業の専門家は4−6日目の収穫をアドバイスしています。

 

開花後3日目(6cm)



 

さらに調べていると、オクラには次のように豊富な栄養素と、健康を維持・増進する様々な効能があります。

 

まさに、スーパー野菜です。

 

 

植えてから3年以上経つので最近は株の老化が目立ち、5−6日目に収穫しても筋張ったものが混じるようになりました。

 

そろそろ寿命かと思ってたところ、Laiは再生の方法があると言います。

彼女が茎の途中で切断した株が、ぐんぐんと元気になってきました。

 

果たして、再生した株から大きくて柔らかいオクラが収穫できるのか?

目下の関心事です。