パートナーLaiの同僚が日本旅行のお土産に、彼女におにぎりを一つくれたのだそうです。
あまりの美味しさに感動したと彼女が言ったのが、私がおにぎりを作ってみようと思ったきっかけです。
写真はセブンイレブンより
米は長粒種米で粘り気があると表示されたものを選んで、しばらくは上手くいっていました。
ところが、あるとき大量に作ったおにぎりが全て崩れてしまったのがショックで、おにぎり作りは止めてしまったのです。
粘り気のある長粒種米
粘り気のある長粒種米
妻の13回忌法要で帰国した際、Laiとおにぎりの食べ歩きをして、その美味しさを改めて認識しました。
おにぎりに再挑戦すべく、プラスチックの型枠を買ったので、形よくにぎるという私にとっての難関は突破できます。
前回は、粘り気があると表示された長粒種米を安易に使ったのですが、粘り気は不足気味で、品質が安定しないのが失敗の原因でした。
4店のスーパーマーケットを隈なく調査すると、フィリピン産の短粒種米を安定的に仕入れている店があったので、米は次の2候補に絞りました。
1、フィリピン産の短粒種米
2、ブランド長粒種米に餅米を配合
短粒種米
ブランド長粒種米
餅米
米の炊き方はフィリピンと日本の両方を参考に、次の要領としました。
炊飯器には蒸らし工程がプログラムされているので、ほぐしたご飯を移す容器が必要です。
Japan Surplus Shopで運良く飯台を見つけました。
1、糠をさっと洗い流した後、5本指で軽くかき混ぜながら3−4回洗米する。
2、給水機の冷水を米の1.2倍加え、30分間浸漬する。
3、炊き上がると、釜底から空気を入れるように柔らかくほぐす。
4、ほぐしたご飯は飯台に移す。
我が家では次の4種類の具が好評でしたが、今回は米を選定するのが目的なので、ツナ・マヨネーズだけです。
海苔は韓国産か日本産が殆どのスーパーマーケットで売られています。
1、ツナ・マヨネーズ
2、塩鮭
3、ビーフ・タパ
4、フィリピン風コーンビーフ炒め
初日はフィリピン産の短粒種米です。
炊飯器の炊き上がりの通知音を聞いて蓋を開けると、ご飯に艶があります。
ご飯をほぐして飯台に移し、一つまみ口に含むと、コシがあって粘り気も十分です。
型枠でおにぎりを作っていても、ご飯に弾力があります。
出来上がりを皿に置くと、しっかり立っていて、これなら崩れるようなことはないでしょう。
おにぎりの味を楽しみながら試食しました。
採点は10点満点の7でした。
全てにもう少し工夫の余地がありますが、合格です。
この時点で、第二候補(ブランド長粒種米に餅米を配合)は不採用としました。
ご飯の一粒一粒をふっくらと感じるような食感は長粒種米にはありません。
フィリピンの高原で栽培されているという短粒種米の価格はキロあたり約100ペソで、いつも食べている長粒種米Miponicaと同じレベルです。
手頃な価格で美味しい短粒種米が見つかり、おにぎりに再挑戦の甲斐がありました。
また、今まで牛丼、親子丼、カレーライスなど何か物足りなかったのですが、この米でしゃきっとしそうです。