私は果物が好きで、日本では季節の果物を買い求めてはよく食べました。
しかし、フルーツをこよなく愛するフィリピンの人たちには遠く及びません。
彼らにとってフルーツは、人生のパートーナーのような存在です。
農業王国ミンダナオの中でも、歴史的に農業開発の起点となり、かつフルーツの生産地でもあるSouth Cotabato州の人たちにとっては、その存在はさらに特別です。
ジェネラル・サントス市の北西35kmのTupiの国道沿いには数キロメートルにわたってフルーツ店が並んでいる一帯があります。
誰がこれだけのフルーツを食べるのか?
まさに、人々のフルーツ愛を象徴する場所です。
Photo by doc4kids E.
Photo by Sanny D.
我が家でもフルーツは常に食卓の上や冷蔵庫の中にあり、気分に応じて毎食のように食べています。
パートナーのLaiも子供たちも信頼できるフルーツの目利きなので、まず当たり外れはありません。
彼らがフルーツを買うのはスーパーマーケットのフルーツ売り場ではなく、公設市場や道端のフルーツ店です。
より品質の高いものを安価で買えます。
さらに美味しいフルーツを食べたくなったらどうするのか?
多くの家庭で、裏庭にマンゴー、バナナ、パパイヤなどを植えています。
捥ぎたての完熟フルーツを味わうと、幸せが身体中に染みわたります。
フルーツをこよなく愛すると、出かけたときにも恋しくなります。
そんなときに立ち寄れるのが、ショッピング・モールなどにあるFruits Stationです。
”Merry Mango"
スライス、アイスクリーム、サンデー、ティラミス、シェーク、ジュースなどにして、マンゴーの全てを味わえます。
”Avocadoria"
メニューは直球勝負で、アボカドのスライスとアイスクリームの盛り合わせ、それにシェークだけです。
”Taste it"
マンゴー、バナナ、アボカド、パイナップル、ドリアンなど主要なフルーツが揃い、ここでは気分に合うものを注文できます。
そして片時も離れたくないときには、ドライ・フルーツをバッグに忍ばせます。
フルーツの濃縮された味と香りを味わえるので、愛はさらに深まるのです。