家族でよく行く中華鍋と鉄板焼きのレストランがSM Mallの中にあります。

 

様々な具材が用意され、好きなものを選んで鍋にしたり、鉄板焼きにするという趣向です。

中華鍋のスープは2種類あり、だしの効いたものとスパイシーなものです。

 

Photos from Tong Yang

 

 

パートナーのLaiが中華鍋と鉄板がセットになった調理器具を見つけてきたので、我が家でも人数が揃ったときには楽しんでいます。

 

先日食べた中華鍋にちくわとなると巻きが入っていたので、尋ねるとRobinsons Supermarketの冷凍食品コーナーで見つけたのだと言います。

パッケージを見ると、紀文のおでん鍋(タイ製)と書かれています。

 

 

 

そして、ふと思ったのがこちらの食材でおでんはできないか?

 

冬になると妻がよく作っていたおでんの具材を思い出してみました。

なんとかなりそうなので、早速、地元のジェンサンで何が揃うのか調査開始です。

 

1、大根

2、里芋

3、ちくわ

4、さつま揚げ

5、厚揚げ

6、こんにゃく

7、ゆで卵

8、牛すじ

 

写真は味の素から

 

大根はスーパーマーケットでは見かけませんが、公設市場にはあると言います。

Laiが小ぶりの大根を買ってきて、見せてくれました。

 

大根の代わりになりそうなものといえば青いパパイヤで、彼女が時々スープに入れています。

その他に炒め物、煮物、漬物、乾燥して千切り大根のように使われるのも同じです。

 

里芋はありませんが、味も舌触りも色もよく似た芋があります。

名前はGabi(Taro)、タロイモの一種です。

 

 

 

ちくわ、さつま揚げの代わりになりそうなものを、冷凍食品が充実しているGaisano Supermarketで探しました。

売っているのはいずれも中国、台湾からの輸入品で、中華鍋の具材です。

 

Fish ball、Squid ballだけでなく、揚げたイカかまぼことちくわもありました。

 

1、Fish ball

2、Squid ball

3、Fish and octopus ball

4、Lobster ball

5、Fried squid cake(揚げたイカかまぼこ)

6、Chikuwa(ちくわ)

 

 

 

 

 

最近は中國豆腐に加えて日本豆腐が売られているので、厚揚げは作れそうですが、いささか手に余ります。

 

こんにゃくは絶望的で、似たものさえ思いつきません。

 

 

牛すじに似た部位を探したのですが見当たらず、代わりに使うとすれば煮込みスープBulaloに使う骨つき牛肉でしょう。

 

具材の調査結果は概ね合格です。

 

 

 

良いだしが取れそうな干物を眺めていると、Laiの秘密兵器だという乾燥小エビがありました。

 

思った味にならないときは、いつも通りだしの素の助けを借りることにしましょう。

 

 

 

思案の末、次のだし材料と具材を買い求めました。

 

1、乾燥小エビ、だしの素

2、大根

3、Gabi

4、Chikuwa(ちくわ)

5、Fried squid cake(揚げたイカかまぼこ)

6、卵

7、骨つき牛肉

 

 

煮えにくいものから順次入れて、コトコト煮ようと思っていたら、大根や骨つき牛肉はアクが出るというので断念。

 

鍋二つを使って骨つき牛肉、大根、Gabi、卵の下ごしらえを完了。

 

 

 

次は美味しさの決め手、だし汁です。

 

やはり乾燥小エビだけでは昆布と鰹節には太刀打ちできず、だしの素で補いました。

 

 

 

まず大根、ゆで卵、牛肉を入れて中火で15分、次に残りの具材を入れて10分煮込んで調理完了。

 

夕食の時間までに、じっくり味が染み込んでくれるはずです。

 

 

 

夕食時にさっと温めて盛り付けます。

 

だしのよく染み込んだ大根を一口食べて、思わず妻に呼びかけました。

「できたよー!」