フィリピンの朝食メニューがあるのはホテル、コーヒー店、ファースト・フード店のJollibee、McDonald's、Chowking、朝食専門のBreakfast Restaurantなどです。
フィリピンの定番朝食メニューの他に、その地方特産の食材をを使った朝食メニューも用意されています。
地元特産のTuna Sausage:Photo from Summit Hotel
Photos from Jollibee
Tapa/Tapsilog
フィリピンの定番朝食メニューを一つだげ挙げるとすると、それは牛肉のスライスを甘辛いタレに漬け込んで炒めたTapaです。
Tapa若しくはTapsilog(Tapa、Sinangag、Itolog)と呼ばれていますが、Tapaと一緒に出されるのはSinangag(ガーリック・ライス)とItolog(卵)です。
家庭では前夜の残りご飯でガーリック・ライスを作ります。
Tapa/Tapsilog: Photo by PINOY PHOTOGRAPHER
地元ジェネラル・サントスでも朝食メニューがあるレストランは同様ですが、Breakfast Restaurantのフランチャイズが二つもあるのが自慢です。
フランチャイズの名前は、いずれもTapaに由来する”Taps & Mix"と”I Love Taps"です。
Taps & Mixはジェネラル・サントスと州都のKoronadalに出店しています。
メインのメニューはTapa、Gambas(小エビのチリ炒め)、地元特産のマグロやポーク、チキンの料理です。
Gambas, Chopsuey, Tapa
I Love Tapsはジェネラル・サントスとマニラに出店し、セブとダバオへの進出を計画しています。
全国に展開中のため、各地方のニーズに応えてメニューが豊富で、特にポーク料理が充実しています。
Kinilaw, Law-oy with Dilis, Tapa
我が家ではパートナーのLaiが前夜の帰宅が遅くなり、朝寝坊したときには最寄りのいずれかのレストランへ行っていました。
ところが、コロナウイルス感染症のパンデミックが2年半にも及んだため、多くのレストランが閉鎖に追い込まれ、同フランチャイズ店もダウンタウンを除いてはほぼ全滅です。
仕方なく環状道路沿いにあるコーヒー店、Mabuhay Road沿いにあるBreakfast Restaurantなどへ行っています。
いずれも自宅から10分程度で便利ではあるのですが、続けて食べるには全体的に味が濃すぎます。
Salad, Mushroom soup, Bangus(Milkfish)
その日はLaiがダウンタウンで用事があると言うので、以前から行ってみたいと思っていたTaps & Mixの店を目指しました。
同店はPlaza Heneral Santosの直ぐ南側で、Pioneer Avenue沿いにあるSydney Hotel内にあり、ホテルが運営しています。
ホテルの正面玄関を入ると、右側がロビー、左側が広々としたTaps & Mixです。
他のフランチャイズ店は、さほど広くはなく簡素な造りですが、ここは別格です。
椅子の座り心地も申し分なく、ゆったりと食事ができます。
早速、Dinengdeng(野菜スープ)、Dilis(乾燥小魚の油通し)と私はTapa、LaiはGarlic Tuna(ぶつ切りマグロのガーリック炒め)を注文しました。
合計308ペソです。
久しぶりに食べ飽きないあっさりした朝食の味を堪能しました。
特に薄味の野菜スープは絶品です。
Dinengdeng、Dilis
Tapa
Garlic Tuna
自宅から8km、20分、ここまで足を延ばす価値は十分にありそうです。