「男子厨房に入る」のブログを最初にアップロードしたときに、「いよいよ自立か」というコメントを頂き、ドキリとしました。
私は大きな考え違いをしていたのではないか?
自分が食べるものも料理できないで、私が目標にしている自立などはありえないのではないか?
妻が病気になったとき、私は彼女の好物も料理することはできませんせんでした。
彼女が亡くなった後は、レストランや総菜屋を求めて転居までしました。
全てを他人任せにして自立を求めても、砂上の楼閣ではないのか?
大いなる反省を込めて、Laiが遅番のときは積極的に家族のために料理するようになりました。
息子のNormanと農園主任のRodyが何ができるのか楽しみにしているようなので、やりがいもあります。
魚の煮付けと天ぷらを何度か料理しましたが、一進一退です。
求められる技能レベルが初心者には高すぎるようです。
練習用にもっと簡単な料理はないのか?
家庭料理の写真を見ながら、簡単そうでフィリピン人好みの料理をピックアップしてみました。
1.牛丼
2.カレーライス
3.肉じゃが
牛丼は牛肉と玉ねぎを煮込むだけなので、レシピに従うだけでよさそうです。
しかし、どこを探しても美味しそうなバラ肉などありません。
仕方なく豪州産のティーボーン・ステーキを薄切りにしました。
吉野家風牛丼のレシピに従ったのに、出来上がったのは似ても似つかぬ味でした。
気を取り直して、前にも料理して好評だったカレーライスをつくりました。
牛肉は牛丼と同じく豪州産のティーボーン・ステーキです。
S & Bカレーさえあれば楽勝だと思っていましたが、ジャガイモはホクホクではなく、人参も玉ねぎも本来の味ではありません。
肉じゃがもカレーライスと食材が同じなので、結果は同じでした。
使った野菜は全て中国産で、品質が一定せず、保存状態も悪いのです。
美味しい料理は食材あってこそだと、自分で料理して初めて理解しました。
地元産の食材の活用が今後の課題です。
偶然とは言え、煮付けと天ぷらは食材の選択に関しては合格だったようです。