以前マニラにKamayanというレストランがあり、フィリピン料理を食べてみたいと言う日本からの訪問者をよく案内しました。
Kamayanとは”手で(食べる)”という意味で、そのレストランではナイフ、フォークの類は用意されておらず、手で食べるのです。
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フィリピン料理の伝統的な作法の内、バナナの葉に料理を盛り付けたり、手で食べることは今でも日常的に行われていて、珍しいことではありません。
30年前に、さも美味しそうに手で食べている若いメイドに「美味しい?」と尋ねたら、手で食べると更に美味しいという返事でした。
視覚で愛で、香りで鼻腔を満たし、舌で味わい、歯で食感を楽しむだけでなく、指で触って美味しさを味わうのだそうです。
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チキンバーベキューのレストランで、ご飯のお代わり無制限のコースを楽しんでいる客は必ず手で食べています。
LaiとDianneも気合が入ると手で食べます。
レストランではまず無いのですが、好物のドリアンや両親の家で浜から上がって直ぐの魚の料理を食べる時などです。
ダイエットなどしたことが無いような食べっぷりです。