おはようございます☀
前回に引き続き分解洗浄編 その②です。

毎度毎度分解には苦労するレギュレーターはありますが、何故だか特定のお客様からお預かりするレギュレーターが特に酷い場合が多くありまして…。
同じ様な客層になるのは何ででしょうね?

もちろん弊社としとはやり甲斐はありますし、お客様には綺麗に快調になった!との実感は充分過ぎるほど感じて頂けると思います。

使い込んだレギュレーター。どんとこい!

てことで、カバー外すところから。
破らない様に慎重かつ大胆に。

泥と塩でガビガビ。
なんとなく今後、十数年も経てばこのゴムとプラの中間の様な素材の外装は劣化でボロボロになってそう…。
それでも、機能には影響しませんが中身の腐食は防ぎたいのでなるべくカバーは外したいです。

通常は水が入らないところまで浸水してます。 

HPシート内蔵場所もがっつり腐食。

この部品は肉厚が薄いので変形に気をつけながら分解します。

…て、普通に外れれば苦労しませんねぇ。
薬品を浸して

漸く完全分解出来ました。

作業系ダイバーの方によく見受けられますが、ゲージ根元とかにテープを巻かれる方がいらっしゃいます。
はっきり言って余りオススメ出来ませんー。
接続部の水抜けが悪くなって腐食やら汚れが溜まりやすくなりますので。
どうしてもテープを巻きたいならば接続部以外のホースとかなら良いかと(^^)

他の1stステージ。

フィルターもしっかり目詰まりしてます。

多分穴からエアー漏れと言ってるのはこのピストンの状態の所為かと。
固着してしまって動きませんw

やっぱりタンク取り付け位置からも海水が入ると更に固まりやすくなるみたいです。

またも酸で塩を溶かします。

時間をかけて温度を変えたりしながら浸透させます。

引いてもダメなら押してみろ!等々、動きに変化をつけながらソフト?に外します。

ダメですよ、ペンチとかでピストンを挟んで捻ったりしたら。キズだらけになっちゃいます!
たまにそんなレギュレーターを預かることがあります。

今日はこの辺で。
なんだかんだで分解に1番時間がかかりますねぇ。