おはようございます😃

使い込まれた器材は毎度の事ながら先ず分解に苦労します…。
はい、今日はスキューバプロ製のAIR IIです。


セカンドケースを見ても分かる様に削れてたり、砂の跡があったり、大変使い込まれた感がありますね。かなり汚れているので、画像下の方にある大きなポートの中にある軸から皿状のフタが外れませんよ。

空気を出すためのアウトレットボタンを押したらそのまま戻ってこないし…。

金属プレートの骨にゴムを焼き付けて作られているので多少抉っても剛性があるので問題はありません。横からマイナスドライバーなどを使って外します。

左からアウトレットボタン、スプリング、その受け皿、Oリングとなります。
このボタンのシャフト部はメンテをサボると煽動部に腐食が溜まって動かなくなりやすいです。

汚れが酷めのAIR IIを分解する時に最も緊張するのが、このプラ製のオリフィスを外す時です。割と粘り気のある柔らか目の素材で出来ており細かめなネジ山と相まって、砂や塩が絡むともー外れません!
大体外そうとして回して、あっ!と言う瞬間絡んだのが分かります…。一旦食い付くと右にも左にもどう回しても動かなくなります。昔のモデルはこの部品は真鍮製に金メッキをかけたものでしたから、あまりこう言う事は起こらなかったんですが。コスト面もあるし、金型での製造がしやすいなどメーカーさんも色々ご都合があるようで。部品の相性は多分真鍮の方が上でしょうね。

薬品の原液を垂らしたり、温めたり冷やしたりしてプラと金属の熱膨張率の差を利用して外れる事もあるのですが、どうしてもはずれなければ最後の手段。バーナーで炙って

プラオリフィスを焼き取ります。不本意ながら仕方ありませんね。この後内側ネジ山に残ったネジとゴミを取ります。


洗浄後…。
先ずはシャフトの磨きから。ダイヤモンドヤスリとスポンジヤスリ。ピカールなども使って磨きます。チカチカにしておくとボタンの動きが良くなるばかりでなく、塩分の再付着もかなり防げます。

新品のオリフィスを組む前に

LPシートアッセンブリーとスプリングを

専用工具を駆使して組み込み。

ここにデマンドレバーを組み込みます。

完成写真でーす。
今回は外観はもとより、中身に最も差が出る修理でした。作動させてみれば一目瞭然です(^-^)v

呼吸しにくいだけでなく、ボタンが押しにくいなあ。動くはずのレバーやセカンドステージの根元が回りにくい。などなど。
気になる箇所がありましたら重症化する前にご相談下さいませ!