ノルサランヘ~君を愛してる~

第4夜【藍色の謎】


ラビに抱き抱えられながら医務室へ向かう道中。やはり目立つ為、注目の的になった。それをまったく気にしていないラビに対し、彼女は、恥ずかしさで死にそうである。そうこうしていると、やっと医務室にたどり着いた。

「あっ、お帰りなさい…って、どうしたの!?(びっくり)」

「コイツさぁ、まだ、体調良くねぇのに、無理してたんさぁ~。だから、倒れかけたコイツを俺が運んで来たんさ♪」

『むぅ…(ムス)』
もう大丈夫だもん
「そうだったの(汗)」

「さてと…ほら、お姫様、ベッドに到着さぁ…ゆっくり休むさ(にっ)」

『お、お姫様じゃないもん!///』
なによ、バカにしてっ
「はは…(笑)そんだけ元気が出てりゃ、すぐに良くなるさぁ」

「もうラビったら(苦笑)」

「んじゃ、おいらは行くさ。実はパンダジジイに呼ばれてたんさぁ」

『…私のことを報告するんでしょ…?』
誤魔化さなくたっていいのに
「…まぁな…」

「…?」
首を傾げているリナリーに、ラビは後ろ手で手を振り、出ていった。
「なにかあった?…ラビと…」

『ううん、特にはないよ。…それより私、エクソシストになったの(笑)…これが私の対アクマ武器』

「本当に!?(びっくり)…これは、装備型ね(汗)」

『うん。だから、これからいろいろとよろしくね(にこり)』

「嬉しいわ。よろしくね(微笑)」
このあと、リナリーは本当に、上着をいろいろ持ってきてくれた。その選んでいる最中、リナリーが彼女の耳元で囁く。
「ねぇ、一目惚れしたの?…ラビに…(笑)」
まぁ、一応、否定はしたが、信じてはいない顔だった。確かにラビが好きなのだが、一目惚れではないことは確かである。本当の恋なのかも疑問だ…マンガのキャラとして好きなのかも知れないから…。
上着を選び終え、余った服を片付けているリナリーに声をかける。
『ねぇリナリー。裁縫道具、貸してほしいんだけど』

「いいけど…どうするの…?」

『この布。私の唯一の所持品だから、どうにかして、いつでも持っていたいなって思ったんだ』

「それで(納得)・・・・わかったわ。すぐに持ってくるから待ってて(微笑)」
そう言って、洋服を詰めたトランクを持って、医務室を出ていった。残された彼女は、布へと手を伸ばす。

これは、私のお気に入りだった藍色のワンピース…の成れの果て…下着類は糸かぁ。私…何してたんだっけ…?

いくら思い出そうと思っても、自分の部屋に居たことしか思い出せなかった。何をしていたかさえも。考え込んでいるとリナリーが帰って来た。
「はい、裁縫道具(笑)」

『ありがとう(笑)』

「何を作るの?」

『先ずは、髪を縛るリボンの予定…残りで服を作ろうかなって…』
あんま裁縫、得意じゃないけど(苦笑)
「服まで作るなら、手伝うわよ?」

『大丈夫、そんな難しいの作る訳じゃないから(苦笑)』

「そう?それじゃぁ、なにかあったら言ってね。この部屋には居るから(微笑)」

『はぁい(にこり)』
リボンを作る為に、布を切る。そして、1時間くらいで完成した。
「器用なのねぇ」

『全然、こんなの器用に入らないよ(苦笑)』

「でも、よく縫えてるわよ(微笑)」

『そ、そうかな?(照)…えと…試しに髪を縛ろうかなぁ?』

「あっ、じゃぁ…はい、クシはこれ使って(笑)」

『ありがとう(笑)』
渡されたクシを使い、髪をとかす。そして、髪を数量、右上に持っていき、作ったばかりのリボンで縛った。
「わぁ…藍色が似合うんだね、ソニョは…(にこり)」

『そうかなぁ?…私ね、藍色が好きなんだ。だから、そう言ってもらえると嬉しいな(微笑)』

「だから、藍色系の服を選んでたのね(笑)」

『えへへ…(照)』
なんか、普通に会話してて、不思議な感じ…マンガの世界…なんだよね?…信じられなくなって来ちゃった…

このあと、服を作る予定だったが、リナリーと話し込んでしまった。女の子特有の会話から、黒の教団について、いろいろと。


ラビとブックマンの部屋。

「それは…裏歴史で極わずかじゃが、聞いたことがあるぞ…異世界、いわゆるパラレルワールドから迷い込んで来た者がいたと」

「アイツ、俺らしか知らないこと知ってたんさぁ。んなことあるんさ?」

「どうじゃろなぁ…なんにせよ、この世界の者じゃないことは確かだろう…」

「つーかさ…"あれ"と何か関係があるんじゃねぇの?…アイツ見つけたのと一致するさぁ(汗)」

「憶測でモノをゆうんじゃない、バカ者めっ」

「だってよぉ(汗)」

「うるさい、バカ弟子っ。もし、関係があるんだとすれば、異変が起きるじゃろう…それまでは、なんとも言えん…」

「手詰まりかよ…しゃぁねぇ…しばらく様子見さぁ~」

「それにしても、この世界が本とは…この先に起きることも知っているのやも知れんな…(ボソッ)」
ブックマンの呟きは小さすぎて、ラビには聞こえなかった。ふと、ラビが口を開く。
「なぁ…異世界から来た奴はどうなったんさ?…帰ったのか?」

「知る限りでは、皆、帰って行ったらしい・・・・ラビ、わかっているとは思うが、深入りするなよ」

「・・・・わかってるさっ(汗)」

こうして、夜も更けていった。


翌朝の医務室。

「おっはようさぁ~♪」

『ん、ん~…ラビ?…おはよー』
目を擦りながら答える。時折、あくびも出た。
「ありゃ?…ちょっと早すぎたさ?」

『いいよ、別に(笑)』

「ならいんだけど…体の具合はどうさ?…無理すんなよ」

『大丈夫だよ。もうすっかり元気だから(微笑)』

「そか(にっ)・・・・あれ?…お前…その目どうしたんさ?(汗)」

『え?(キョトン)』

「その左目さ!左目だけ藍色になってるさっ(汗)」

『えっ!?(びっくり)…昨日は、そんなんじゃ…(汗)』
なんで目の色が変わるの?…藍色?…また藍色だけど、何か関係があるのかな?
「左目に違和感はないんさ?…痛いとか見辛いとか…(汗)」

『全然、何も…何もないから言われるまで気づかなかった…(汗)』

「とりあえず、調べてもらった方がいいさぁ(汗)」

『うん…(汗)』


とにかく、急いで司令室に向かった。今回は、昨日、リナリーと選んだ服を着ている…リボンもしっかり結んである…。ラビは私服。
さて【藍色】それは彼女の好きな色。しかし、不思議なほど、彼女の回りにはたくさんある色だった。布・玉・瞳など、藍色をしている。なぜ、こんなにもあるのか?まだ、謎なのでした。


第4夜 END



『なぁ、聞きそびれてたんだけどさぁ…なんでライルがアクマだってわかったんだ?…その前もアクマが来る事わかってたみたいだし』


「なんさ、アレン。言わなかったんさ?」

「あぁ~…言い忘れてました…(苦笑)」

「やっぱ、お前、知らなかったんだな…アレンの左目は、アクマの見分けられるんだと…」

『そうだったのか…てか、僕だけ知らなかったのかよ…(汗)』

「みたいですね(苦笑)」
そんな会話をしている時…

ピシッ

「「…?」」

『なんだ?』
変な音に周りを見渡す。すると、次の瞬間…

ピシッ、ピシッピシッ、ドッカーン!

「「「『…っ!?(汗)』」」」
岩盤が、先ほどの戦いの影響なのか崩れ、ポッカリと口を開けた。
「びっくりしたさぁ(汗)」

『あぁ…(汗)』

「どこかと繋がったみたいですね」

「ん?…ここって、あの遺跡じゃね?…なぁ、トマ、そうだろ?」

「はい、確かに、そうでございますね」

「やっぱ、繋がってたんさぁ(笑)」

「こっちから出た方が、早く出られそうですね」

『迷子にならない為か?…アレン?(にやり)』

「そ、そう意味じゃありませんよっ(汗)」

「「『あはは…(笑)』」」
とりあえず、偶然にも遺跡に繋がった道を使い、外へと出る。そこは、1日の終わりを告げる夕焼けだった。そこで、伸びをするガブリエル。
「あぁ~、やっと、外の空気を吸えたぜっ(にっ)」

「そうですねぇ(微笑)」
ふたりの後ろを歩いていたミカエルとラビ。ふと、ラビが口を開いた。
「なぁなぁ、俺の事は、アレンみたいに、心配してくれないんさぁ~?」

『ん?…お前は心配しなくても大丈夫だろ?』

「え?(それって、信頼してるって事さ?///)」
先に、歩いて行ってしまったミカエルを見ながら、そんな事を思うラビだった。

ライルを破壊したのに、イノセンスが見当たらなかった為、捜索を行ったのだか、見当たらない。夜になってしまった。
「イノセンスは見つかりませんね(汗)」

「そうだな…」

「やっぱ、ライルの他に協力者が居たんさぁ」

『たぶん、ライルと共に鳥を殺してたんだな。そして、イノセンスを見つけ、逃走した…そう考えるのが妥当だ…』
とりあえず、翌日もイノセンスの捜索を行う。今回の全貌を探る為、1日を費やした。しかし、まったくわからなかった…イノセンスの行方も…。
後ろ髪引かれる思いで、後始末をトマに任せ、教団に帰る事となった。
汽車に乗る時の事。
「ラビ…ちょっといいですか…?」

「ん?どうしたんさ?…アレン…?」

「思ったんですが…ラビは、ふたりに甘過ぎでは…?」

「どういう意味さ?」

「自分でよく考えてみてください。ラビが様子を見に行くほど、ふたりは弱くありませんよ」

「見に行ったって、気づいてたんさ?(汗)」

「当たり前です。気づいてないのは、心配されてる本人達ですよ」

「あぁ~…(汗)でも、怪我で任務から離れてたから、バラバラで探すって言い出した時は心配でついさぁ…」

「ついで、わざわざふたりを探してまで、見に行きませんよ。少し過保護なんじゃないですか?」

「そんな事ないと思うさ(苦笑)…でも、なんか心配なんだよなぁ~…あのふたり(汗)」

「僕も気になる事は確かですが、ラビのは気にし過ぎです」

「あはは…気を付けるさぁ…(苦笑)」


そんな会話がされていた。ふたりは、汽車に乗り込み、帰路に着く。



「あぁ~んれまぁ~、あんなに居たのになぁ。残念残念♪…僕ちん…本気で行っちゃうよぉ~(にやり)」


不適に笑うライルだったはずのアクマ。ついに、レベル2が動き出した。
「どうやら、やっと参戦らしいなぁ」

「望むところだ」

「ですね」

『あぁ』

「さぁ~て…先ずはどいつから殺ろうかなぁ~…(笑)やっぱ…女からだろ(にんまり)」

『チッ、なめやがって(怒)』

「やっぱ、アイツ、ムカつくぜ」

「同感さ」

「僕もです」
レベル2は、四人の攻撃をかわしつつ、集中的にミカエルを攻撃してきた。しかし、殺られっぱなしの彼女ではない。風を使い、岩をレベル2へぶつけ始めたのだ。
「こんな攻撃、僕ちんには効かないよぉ~♪むしろ、ありがたいもんだね(笑)」

『だったら殺り返してみろよ(笑)』

「なんだぁ?その余裕わぁ~!…僕ちん、気に入らなぁい…(怒)」
急に怒りを露にするレベル2。けれど、次の瞬間、様子が一変した。
「なにっ!?…この岩、形が変わんないぞ!?(汗)」

『フンッ、たり前だ!…それは前に、お前が変形させた岩の残骸だからなっ(笑)』
そう、ミカエルが先ほどからぶつけていたのは、変形した後の岩だったのだ。
「なぁにぃ~…」

「あなたの能力はもう、わかってるんですよっ」

「まぁいいもんねぇ。…変えられるもんはたくさんあるんだからなぁ(笑)」

「切り替え、はぇ奴さぁ」

「でも、確かに、ここには変えられるもんが多すぎる(汗)」
そう言ってるそばから、変形した岩と共に血の弾丸が飛んできた。それを避けながら、レベル2に攻撃をしかける。しかし、絶妙なタイミングでレベル1が割り込んできた。そのせいで、なかなかレベル2を破壊できない。無駄に、時間だけが過ぎた。
対アクマ武器で壁に掴まっていたアレンは、状況を見て、一旦、着地をする。そこに、レベル1の血の弾丸が飛んできた。
「わっと(汗)…レベル1の残りがまた…」

「レベル2をと思ったが…やっぱ、レベル1が鬱陶しいな…(汗)」

『あぁ…(汗)』

「そんじゃ、おいらがまとめて殺るさぁ♪」

『え?』

まさかっ!(汗)

「イノセンス第2開放——判!」

『ちょっ、待てっ!(汗)』

「〇火(マルヒ)!」

「おまっ、ラビ!(汗)」

「劫火灰燼(ごうかかいじん)——火判!」
炎の蛇が、残っていたレベル1を飲み込んでいく。そして、すべて居なくなった。
「いっちょ上がり♪」

「『こんの、バカウサギっ!(怒)』」

「な、何さ、ふたりして(汗)」

『僕らが飛んでんのに、やるバカがいるかっ!(怒)』

「巻き込まれたらどうしやがんだよっ!(怒)」

「まぁまぁ…(苦笑)(さっきの連携プレイはどこ行ったんだ?(汗))」
ふと思うアレンだった。
「あんれまぁ~、僕ちんしか居なくなっちゃったなぁ。しかたない、僕ちんだけて、殺っちゃうよぉ~♪(にんまり)」

『とりあえず、ラビの事は後回しだっ』

「同感だっ」

「ラビ…なんか、覚悟しといた方がよさそうですよ…」

「ひぇ~(泣)」
まぁ、なんだかんだと、連帯は取れているようだ。隙を見て、ミカエルは皆に、耳打ちをして回る。
「了解、行くぜ…天使ノ矢(エンジェルアロー)!」

「おっとっとぉ~♪(笑)」

『天使ノ翼風(エンジェルウィングウィンド)!……今だ、ラビっ!』

「あぁらよ!」
二人の攻撃で、ラビの近くに来たレベル2に、大きくした槌を降り下ろす。
「へっへぇ~ん、当たんないよぉ~♪(笑)」

『それはどうかな?(にっ)』

「ん?」
アレンの対アクマ武器がレベル2を捕らえる。そして、呆気なく破壊した。
「…哀れなアクマに、魂の救済を…」
そう、すべてはミカエルの作戦だった。
「やっと終わったな(汗)」

『あぁ(苦笑)』


こうして、長い戦いの幕が下りた。

どうやら、今回のレベル2は、レベル1が居ると厄介だっただけで、アイツ事態の能力は、それほどでもなかったようだ。だから、卑怯な戦い方をしていたのだろう。