昨夜、とんでもない一報が入り強い衝撃を受けました。
「秘密戦隊ゴレンジャー」「ジャッカー電撃隊」からの中断の時期を挟んでいたものの、
79年からの「バトルフィーバーJ」から現在の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」まで
途絶える事無く続いてきたスーパー戦隊シリーズが、その長きにわたる歴史に幕を下ろすとの事でした。
その背景にあるのは、「イベントや玩具などのグッズ、映画化などで得られる収入が制作費に見合わない」という
切実な現状とされていますが、実際の所バンダイナムコのIP別売上高でも同じ特撮シリーズである
ウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズに及んでいないのが現状です。
人によってはこの2シリーズに市場シェアを奪われている可能性も指摘しています。
また、シリーズの戦略面でもダークかつ連続性のあるストーリーで幅広い年齢層に訴求するライダー、
海外展開の強化も行っているウルトラマンと違い、目立った打開策を打ち出せない印象もあるとの見解まであります。
とはいえ、子ども向けでありつつ大人も観やすいのが戦隊のアイデンティティでもあると思っているので、
もしライダーと同じ路線に舵取りを行うと・・・視聴者層が被ってしまい市場の食い合いに発展するかもしれないのです。
しかしながら、すべてではないにせよ先に挙げたウルトラマンとライダー不在の80年代特撮シーンを
メタルヒーローシリーズと単独作品と共に支えてきたのは、他ならぬ戦隊シリーズなのです。
そのうえマンネリ化の危機と戦いつつ79年から一度も途切れる事無く続いてきたのも、
戦隊シリーズだけが持つ大きな強みです。
終了が報じられるも東映側からはの声明はいまだ出ていないため、
現時点ではニュースを鵜吞みにせず東映からの発表を待つより他はありません。
ともかく今は見守り、路が定まる時を待つのみです。

