今回はこのテーマでダントツで印象に残っている作品を上げていきます。

 

 

 

・勇者エクスカイザー第48話「本当の宝物」

 

勇者シリーズの始祖であるエクスカイザーは真っ先に上がります。

中でもBパートは月面を舞台にしたグレートエクスカイザーとダイノガイスト様との

「勇者と漢のラストバトル」を熱く描き、敗北したダイノガイスト様は捕まる事を良しとせず、

自らの命を渡すまいと太陽へ突っ込んで自決。

結果的にエクスカイザーは勝ったものの、逮捕できず自決されてしまったという意味では、

ダイノガイスト様が勝利した・・・という見方もできるわけです。

そして戦いの終わりは別れの時。コウタとエクスカイザーの別れのシーンは定番を崩した

「約束はできない」と・・・ハッキリと言いつつも心のつながりをも伝える言葉で去って行くのでした。

その後のコウタに生じた心の隙間。立ち直れずにいたがママの言葉に励まされ、

「星を、種族を超えた友と過ごしてきた勇気と友情の日々」を思い出して立ち直る姿は、

涙腺を刺激する感動のラストとして今も語られています。

しかし・・・当時はこの事が反省点の一つになってしまったため、

後番組である「太陽の勇者ファイバード」では、帰還した火鳥が帰ってくるラストを描き、

本作とは違った形ながら感動をもたらしたのでした。

 

 

 

熱血最強ゴウザウラー第51話「時空(とき)を越えた空へ!」

 

エルドランシリーズの映像作品における最終作ゴウザウラーは、

最終決戦ではなくザウラーズとキングゴウザウラーの卒業が最終話になっています。

機械化帝国を倒したと同時に機械化された太陽系を元に戻したザウラーズは、晴れて卒業の時を迎えたものの、

「自分たちが卒業したらキングゴウザウラーは?」という疑問が生まれます。

このまま置き去りにするのはスッキリしない一同が思いついたのは・・・

夕陽が染まる校庭でキングゴウザウラーの卒業式を行う事でした。

卒業証書を受け取ったキングゴウザウラーは全員からブレスとチェンジャーを回収し、

ザウラーズ一同と保護者一同に見守られながら彼方へと飛び去っていき・・・

ここで終わる・・・と思いきや、校舎の一部を持って行ってしまうという笑撃のラストとなり、

シリーズらしい締め方で全3作を締めくくりました。

 

 

 

・GEAR戦士電童第38話「星の伝説 -そして、始まりの日-」

 

20世紀最後の王道ロボットアニメである電童も、その最終話は王道にして最高の熱さを秘めていました。

倒しても復活する皇帝の片腕ゼロは皇帝のバックアップであり、同時に倒さなければ完全消滅は叶わず。

強い絶望にあっても希望を捨てなかった銀河と北斗、特に北斗の「絶望の内の希望」が呼んだ

最後のデータウェポン・フェニックスエールの力を得た電童と凰牙。

皇帝に対し、7体のデータウェポンが合体し顕現した”アカツキの大太刀”で立ち向かう電童。

一方のゼロには”雲噛(くもがみ)”と”海鎚(みなづち)”を有する凰牙が挑む。

電童がアカツキの大太刀を手にした所からOP「W-Infinity」が流れる事で、

両者の決戦を熱く描く「王道の最終決戦」となったのです。

片腕を喪いながらも凰牙は肉を切らせて骨を断つ一突きでベクターゼロの顔面を捉え、

すぐさま電童が皇帝にトドメの一閃を放つシーンは、最高の勝利の形として今も熱くさせるものです。

 

余談となりますが、電童のこのシーンは日本神話におけるスサノオノミコトと八岐大蛇の対決がモデルであり、

ゼロとベクターの合体はエクスカイザーのそれと酷似したものです(ついでに言うと中の人が同じだった)。

 

 

 

・ラブライブ!1期13話「μ's ミュージックスタート!」

 

同じくシリーズの始祖である初代も、最終話が印象に残るものでした。

<ラブライブ!>出場に弾みをつけるための学園祭ライブに向けて無理をし過ぎた事が原因で倒れてしまい、

それが基で出場辞退を招いてしまい、さらにはことりちゃんの留学の悩みにも気付けず、

自分のせいでこんな事になってしまった事から辞めると言い出した穂乃果ちゃんが、

そこからの日々、にこちゃんとえりちからの励ましによって「本当の自分」を取り戻し、

海未ちゃんと本音をぶつけ合いながらも背中を押され、旅立とうとすることりちゃんを連れ戻すほど、

「主人公の復活」を色濃く描いたのが13話でした。

ラストは満員の講堂で・・・9人での「START:DASH!!」で新しい夢を目指す締めくくりとなり、

勢い任せな所はあるも全体的に称賛の1作になりました。

そしてアニメを機にさらなるブレイクを果たし、2期を含むその後の展開へと繋がっていくのです。

 

 

 

・ラブライブ!2期13話「叶え!みんなの夢--」

 

1期に続く2期も残された時間の中、9人で残せる歳以降の結果・<ラブライブ!>優勝を目指して駆け抜け、

大会が終わったらμ'sを終わらせる誓いを胸に本選へ挑み、優勝を成し遂げた後に向かえる3年生の卒業式。

式の後は校内を巡り、練習場所であった屋上に礼を述べ、旅立ちの時へ・・・

と思いきや、かよちんのスマホに来た知らせによってただならぬ事態に・・・!という、

「さっきまでの感動返せや!」といったツッコミはあったものの、劇場版制作決定発表と共に、

「μ'sは終わらない」というメッセージが伝わったのが2期最終話でした。

楽曲に関しても、送辞として用いられたのが4thシングル「もぎゅっと”Love”で接近中!」のC/W曲

「愛してるばんざーい!」ピアノ伴奏バージョンであり、

感動のラストか・・・?と思わせるシーンでは5thシングル「Wonderful Rush」のC/W曲

「Oh,Love&Peace!」が用いられていたのも驚きでした。

 

 

 

・ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会1期13話「みんなの夢を叶える場所(スクールアイドルフェスティバル)」

 

アニガサキ最終話も最高の印象を与えてくれたものでした。

スクールアイドルと応援するみんなが楽しめる祭典・スクールアイドルフェスティバルが始まり、

各々の個性が際立つパフォーマンスで魅了していくも・・・突然の雨でステージが中断。

一度はあきらめようとしたものの雨が止み、ステージでみんなが待っている事から続ける事を決意。

生徒会副会長が掛け合ってくれたおかげで1ステージだけできるようになり、

同好会の面々は裏方に徹したためにステージを見られなかった侑ちゃんを前に案内し、

感謝を伝える”あなたのための歌”として「夢がここからはじまるよ」を披露。最高の有終の美を飾りました。

そしてここで終わり・・・ではなく、好評により2期へと繋がっていくのでした。

また、劇中では部分的に登場していたユニコーンガンダム立像の全身が初めて描かれ、

サイコフレームの色も始まりの情熱を示す赤、雨によって中断した無念さを示す停止状態、

そして最後の希望が生まれた事を示す緑色というように、展開に合わせて変化したのも見所です。

 

 

 

・ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期13話「響け!ときめきーー」

 

アニメではキャラ改変が行われた事で本当の意味で救われたしお子・ランジュ・ミアの3人が加わり、

12人+1人の新体制となった同好会。

5人の時では実現できなかったファーストライブが実現し、その日を迎えました。

それぞれが想いを届けるために、支えてくれた人たちへの感謝を伝えるために、そして・・・「私たちの虹を咲かせに!」

12人が織りなすそれぞれのソロ曲、ソロだけでなくユニット体制での披露など、

仲間として、ライバルとして刺激を与え、同時に受けるステージを経て、

12人で歌うラストナンバー「Future Parade」へ繋がっていく・・・ライブとしての一面もあるエピソードでした。

なお、披露されたソロ曲は”2番目のソロ曲”であり、ランジュの「夜明珠(イエミンジュ)」、

ミアの「Toy Doll」は4thアルバム「L!L!L!(Love the Life We Live)」に収録、

しお子の「翠いカナリア」はR3BIRTH1stシングル「MONSTER GIRLS」に収録、

残る9人の曲は2ndアルバム「Love U my friends」に収録されています。

アニメ楽曲全制覇をしたい時は、これらも買い揃える必要があります。

 

そしてラストにおける侑ちゃんの「次は・・・あなたの番!」とは、ニジガクという存在が

同好会の面々と高咲侑という存在を叶える物語、そして応援している”あなた”を叶える物語である事を示す

台詞である事をも思わせ、そして背中を押してくれる言葉となりました。

 

 

 

今回もサンライズばかりでしたが、印象が強かったのは以上になります。

 

最終回が印象に残ったアニメ

 

 

 

 

 

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