ここ最近は新語・流行語大賞よりもその年の出来事・人気を反映した「ネット流行語」。
今年もノミネートされた100語が出揃いました。
今年もアニメ・特撮・ゲーム・ネット文化から多くの人名やタイトルなどがエントリーしており、
色んな意味で最も活気づいていた冬季(1~3月)からは、
シリーズ最大のヒットを記録した「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」、
ロボットアニメとしては久々の会心作となった「勇気爆発バーンブレイバーン」、
これと共に「汚いニチアサ」を形成した「魔法少女にあこがれて」が当然の如くエントリーし、
SEED FREEDOMからは主人公キラ、大金星級の活躍を見せたシン、劇中台詞構文を確立させたラクス、
”出るだけで面白い男”ぶりが健在のアスランに交じって、最強の操舵士ノイマンと
彼岸の世界で本編をエンジョイしているであろうクルーゼ隊長がノミネートされ、
機体もマイフリとデスティニーに加え、最も騒然となったズゴックがノミネートされています。
「あれ?インジャは?」と思った方、ズゴックがあるという事で(笑)。
そしてバーンブレイバーンからはブレイバーン、イサミ、スミスの3人がノミネートされ、
一番喜んでいるのはブレイバーン、嘆いているのはイサミであろう事が容易に想像できます。
そんな中・・・「ジーコサッカー」が何故かノミネートされているのが今回の面白い所です。
ジーコサッカーとは本来30年前に発売されたスーパーファミコンソフトであり、
その仕様からサッカーファン落胆のクソゲーであった事から即ワゴン行きとなったゲームだったのです。
しかし・・・ここからノミネートされる要因になった数奇な運命が始まります。
海賊版ソフトメーカーが問屋にだぶついていた本ソフトを安価で大量に買い込み、
内部ROMのデータを書き換えたものを非正規ルートに乗せて販売するようになりました。
そのゲームこそが「SM調教師瞳」というノーライセンスの18禁ゲームであり、
中古市場に出回っているソフトは大抵その旨の注意書きメモが添えられています。
・・・が、中にはそれがないものもあるらしく、ジーコサッカーを買いまくって探し当てる
「瞳ガチャ」への挑戦者が現れ、この事が瞳の隠語という意味でもジーコサッカーが広まってしまい、
その結果30年の時を経て再び話題になった(それも間違った意味で)・・・かと思います。
この他にも数々の名言・迷言などが出揃い、ニコニコ賞投票も実施しています。
大賞も含めて今年の締めくくりとしても注目しています。