観たくない・・・というか、観ると辛くなる最終回はあります。
それこそが衝撃の展開を描いた「マジンガーZ」であり、今夜のTOKYO MXで放送されます。
内容に関してはもはや説明無用ですが、幾度となくピンチに見舞われるも
最後は勝利を掴んだマジンガーZと歴戦の勇士・兜甲児。
遂に動き出したミケーネ帝国の戦闘獣には一切の攻撃が通じず、
成す術もなく超合金Zのボディが砕け、腐っていく!
それでも立ち上がるZと甲児だったが・・・ついに力尽き倒れてしまう・・・!
ヒーローの条件である「不滅の存在」を宿している彼らが一方的に押されていく姿は、
当時の子どもたちのみならず、観る者すべてにとって辛いものです。
光子力研究所にも絶体絶命の危機が迫る中そこに現れたのが・・・
新たな勇者グレートマジンガーと戦闘のプロ・剣鉄也。
超合金ニューZのボディと新型光子力エンジンを搭載し、鉄也の戦闘スキルを備えたグレートによって、
今度は戦闘獣が一方的にやられていく様は、新しいヒーローの登場をアピールした一方、
マジンガーZと甲児の株を奪っていくとも取られてしまう一面もありました。
そのためか、「グレートマジンガー」放送中の商品販売においても、
販売が続いていたマジンガーZの方が売れていたという顛末が起きてしまったほどです。
アニメに限らず特撮においても続編づくりは定番ですが、
その難しさを感じさせたのがこの交代劇であったと言えるのかもしれません。
数少ない成功例として挙げられるのは、旧作主人公が新主人公に後を託す「仮面ライダーV3」第2話や、
旧作主人公とライバルが新主人公を見守り時に導く「機動戦士Zガンダム」くらいかと。
辛い所ではありますが、それでも見届けなければならないのは事実です。
まあ・・・今度は投稿ネタに「#最終回が素晴らしかった作品」が追加されてくれるとありがたいのですが。