遡る事50年前の1974年4月4日・・・当時の子どもたちを魅了した「マジンガーZ」とは異なる

ロボットアニメのもうひとつのルーツがTVに降り立ちました。

 

それこそが、アニメにおける合体ロボの始祖「ゲッターロボ」です。

 

3機の戦闘機による3通りの合体変形、空中・地上・水中での役割を担う各形態、

そして3人のパイロットを中心に繰り広げられる青春ドラマ要素を盛り込んだストーリーなど、

マジンガーとは異なる魅力を構築させた事で、マジンガーと共に70年代スーパーロボット黄金時代、

その礎を築き上げました。

また、厳密にはメディアミックスの体を取っているため、並行して連載されていた漫画版は「原作」ではありませんが、

便宜的に「原作漫画版」と表記される事もあります。

しかしながらこの漫画版、竜馬が過激な空手家、隼人が学生ゲリラのリーダー、

早乙女博士がマッドサイエンティストというように、序盤のキャラ設定がいかにもダイナミック作品らしいものとなっており、

読む際はこの辺に気を付けてほしい所です。

 

こうして始まったゲッターの物語は、どの媒体でも大抵戦死する武蔵の死を乗り越え、

新たな仲間弁慶と新たな力を経た物語「ゲッターロボG」へと続き、

ゲッター線の導きによる壮大な物語「ゲッターロボ・サーガ」を構築するに至っています。

本家の展開は「ゲッターロボアーク」の終了と石川賢先生の逝去によって未完に終わりましたが、

ゲッター線に惹かれた多くの作家陣によって、数々の世界線が今もなお生み出されています。

 

改めて、大きな節目を迎えたゲッターに、おめでとう!