現代版桃太郎ならスカウトするのは

 

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多分こんな感じになります。

 

むかしむかしある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。

いつものようにおじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

おばあさんが洗濯をしていると・・・なんと川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきたではありませんか。

おばあさんはその桃を家へ持って帰り、おじいさんと食べようと切ってみたら・・・

なんと元気な男の子の赤ん坊が飛び出してきました!

子どものいないふたりにとっての宝物ができた瞬間であり、この子に「桃太郎」と名付けたいそう可愛がりました。

 

そして時が流れ・・・桃太郎は若者になり、おじいさんとおばあさんを助けながら立派に成長しました。

さらに時が流れ・・・桃太郎が23歳になった頃の事です。

遠い海の向こうにある鬼ヶ島の鬼たちが都に現れ、破壊と略奪、虐殺の限りを尽くすばかりか、

若い娘に至っては連れ去って(以下アウトな表現なので割愛)という蛮行を続けていたのです。

当然桃太郎は烈火の如く怒り出し、

「じいさん!ばあさん!俺はもう我慢ならねえ!鬼ヶ島の鬼どもを叩きのめしてやるぜ!!」

と宣言したほどです。

そこでおじいさんは村に古くから伝わる剣・牙斬刀と勇ましい装備一式を揃え、

おばあさんはきび団子をこしらえ、桃太郎に持たせてあげました。

ところがどっこい、それを聞きつけた隣の家に住む鉄砲使いの龍太郎もやってきて、

「鬼退治か・・・お前ひとりじゃ不安だから俺も行こう」

「あ?またてめえと一緒かよ!?」

「そう言うな、山の山賊どもを滅ぼした俺とお前なら奴らにも勝てるさ」

「へっ、しょうがねえな・・・じゃあ行こうぜ!相棒!」

そして桃太郎と龍太郎旅に出ました、はるか海の向こうの鬼ヶ島を目指して・・・

 

旅の途中・・・犬・・・・ではなく前〇佳織里という「小学生に見えるごく普通の女性」に出くわしました。

「お兄さんたちどこ行くんスか?」

「ちょいと鬼ヶ島にな」

「いいっスね!私も暴れたいと思ってたんスよ」

「きび団子・・・ってわけにもいかねえか・・・」

「この酒をやろう、同行してくれるか」

「ありがとうございます!行きますとも!」

かくして前田佳〇里も仲間になり、3人はさらに旅を続けました。

 

さらに進むと・・・猿・・・ではなくハヌマーンという猿の神様に出くわしました。

「お前たち、鬼ヶ島を知らないか?私は仏様の像を壊したあいつらを生かしてはおけぬ!」

「俺達も鬼ヶ島に行くんだけどよ・・・目的が同じならついて来るか?」

「いいだろう、共に行こう同志たちよ!」

ハヌマーンも仲間になり、4人はさらに旅を続けました。

 

また進むと・・・雉・・・ではなく雉野つよしというサラリーマンに出くわしました。

「すいません!みほちゃんを見かけませんでしたか!?突然いなくなっちゃったんですけど!」

「いや・・・知らねえな・・・」

「俺も知らん・・・」

「私も心当たりがないんですけど・・・」

「仏様をないがしろにした鬼どもに連れ去られたのかもしれない」

「なら僕も行きます!一応アバターチェンジはできますので!」

半ば強引に雉野も加わり、5人は旅を続けた末、ようやく鬼ヶ島の対岸に辿り着きました。

 

「で、どうやって向こうへ行くんだ?船はねえぞ」

「だったら僕の出番です!アバターチェンジ!」

なんと雉野は巨大な雉ならぬキジブラザーロボタロウに姿を変えたのです。

「皆さん乗ってください!行きますよ!」

「面白いやつだな、なら正面突破で行くぜ!」

「「「「応!!」」」」

4人を乗せた雉野は猛スピードで海を越え、鬼ヶ島に着陸しました。

そして着いた途端、桃太郎が第一声を上げました!

「聞きやがれ鬼ども!桃太郎とその一座がてめえらを始末しに来てやったぜ!!」

当然鬼たちにも聞こえており、門が開いた直後には鬼の集団が立ちはだかっているではありませんか!

「おめえらが俺たちを始末するだと?笑わせんな!」

鬼たちは余裕の表情で迎え撃つも・・・

「へっ、そうやってイキリまくってんのも今の内だぜ雑魚ども!」

「俺達は悪党に対して半端ではないぞ・・・!」

「おい雑魚ども、オメーらは黙ってろ」

「ハヌマーンもお前たちの相手だ!」

「みほちゃんを返してもらうぞ!」

5人はやる気どころか殺る気全開です。

こうして桃太郎一行と鬼たちとの戦いが始まりました。

 

「おらぁっ!牙斬刀の切れ味を見せてやるぜぇっ!!」

先陣を切った桃太郎は牙斬刀を慣れた手つきで振り回し、取り囲む鬼たちを次々と斬り捨てていくではありませんか。

「フッ、俺の銃は手加減なしだぞ・・・」!

続く龍太郎も2丁拳銃を華麗に使いこなし、立て続けに鬼の急所を撃ち貫いていったのです。

「お前ら邪魔やぁ!!ぶっ〇すぞ!!!」

一番元気なのが〇田佳織里、ガトリング砲の乱れ撃ちで鬼たちの数を次々と減らしていきます。

「お前たちを生かしてはおけぬ!!」

ハヌマーンも三叉槍から旋風を放ち、鬼たちを次々と骸骨にしていきます。

「許さないぞぉぉぉっ!!」

雉野も尻尾のキジンソードで鬼たちをメッタ斬りにしていくではありませんか。

 

こうして鬼の兵隊を全滅させた一行は、鬼の王の元へ辿り着きました。

「我が兵を駆逐したのは貴様らか・・・人間にしてはよくやるが・・・余の前では無意味なり!

揃ってあの世に送ってやろうぞ!」

「あの世か・・・だがな!あの世もこの世もねえ!俺達に睨まれた時点でてめえは地獄にいるんだからな!!」

「神であろうと悪魔であろうと関係ない!お前を潰したいから潰すだけだ!!」

「いいからオメーは黙ってろ」

「仏様を大切にしない奴は死ぬべきなんだ!!」

「よくもみほちゃんを!覚悟してもらいますよ!!」

熾烈を極める・・・と思いきや、さしもの鬼の王もこの連中に勝てるわけがなく、あっさりと葬られました。

 

鬼ヶ島の鬼は全滅し、桃太郎と龍太郎は奪われた宝を、前田佳織〇は極上の酒の数々を手に入れ、

ハヌマーンは盗まれた仏様の像の頭部を取り戻しました。

しかし雉野は・・・みほという女性を見つける事ができなかったものの、諦めずに探す決意を固めました。

こうして一行は皆の元へ帰ったのですが・・・

彼らの活躍に対し「鬼畜ヒーロー」だの「アミューズの狂犬」だのという呼称が付きましたとさ。

めでたしめでたし。

 

あくまでもネタです。