遡る事1972年の4月7日・・・
昭和第2期シリーズ第2弾「ウルトラマンA」の放送が開始されました。
そう、本日はウルトラマンA50周年の日です。
前番組である「帰ってきたウルトラマン」最終話で触れられていた”ウルトラ兄弟”を確立させつつ、
男女2人が輝くウルトラリングを重ねて変身する合体変身方式、前半共通の敵となる異次元人ヤプールの存在、
ヤプールが送り出す改造生物兵器・超獣など、新しい要素を採り入れながら物語は進んでいきました。
さすがに中盤から後半にかけてはテコ入れのためか、超獣以外の要素がなくなっていくのですが・・・
しかしヤプールに関しては壊滅後も怨念や生き残りによる復讐を行い、
後のシリーズにおいても歴代のウルトラ戦士を狡猾な手段で苦しめていきます。
本編での戦いを終えてからも後のシリーズに客演で度々登場し、近年の「ウルトラマンZ」では
ゼットさんの名付け親である事、そして超獣に一切容赦がない理由が明らかとなります。
また、兄弟の中でも切断技がダントツに多すぎる点から・・・「鬼畜ヒーロー」とネタで言われる事もありますが(汗)。
(ただし前述の後者がフォローとなっています)
そしてエース兄さんで忘れられないのが最終話で地球を去る折、
優しさを失わないでくれ
弱い者をいたわり、互いに助け合い、どこの国の人達とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ
たとえその気持ちが何百回裏切られようと
それが・・・私の最後の願いだ
と、子どもたちに託した「エースの願い」でしょう。
この願いは後年の「ウルトラマンメビウス」でも変わらぬ願いとして伝えられています。
今であれば「ただし、ヤプールとインキュベーターに対しては別だ」と付きそうですが(笑)。
改めて、エース兄さん50周年おめでとう!