超合金魂の新たな歴史の狼煙となるGX-101、大鉄人17(以下ワンセブン)を挙げていきます。
まずはパッケージから。この時点ですでに当時発売されたDX超合金へのリスペクトを感じさせます。
まずはあえて棒立ちの姿から。この姿で見るとまさに「現代に甦ったDX超合金」です。
ボディ、脚部、足首にダイキャストが使用されており、持った時の質感と重量感は大きさ以上の感覚です。
続いては可動を見ていきます。
首はボールジョイントである程度ですが自由に動きます。
肩関節には上下スライド機構があり、肩の位置を変える事が可能です。
肩アーマーは跳ね上げが可能で、腕の上げを阻害しません。この上げ方は3クリック分行えます。
腕の回転もクリック式で心地よく、360度回ります。
上腕とヒジ関節下部に変形の関係でロールがあり、表情付けも自在に行えます。
90度曲がるヒジにもクリックがあります。
手首はボールジョイントと変形の関係によるヒンジ可動を備えています。
クリック式の開脚はサイドアーマーの可動もあって、このように広く取れます。
大腿部にはロールもあり、微妙な表情付けが可能です。
足首は引き出し式で、接地性も十分です。
脚の持ち上げとヒザ可動。
これも変形の都合によるものですが、めっちゃ深く曲がります。
脚部はスプリングが仕込まれた後ろのカバーを押してやると、大腿部が入るほど深く曲がります。
脚部ハッチを開くと、ナイキ級ミサイル発射状態が再現できます。
内部の細かい塗り分けも凄まじいです。
腹部ハッチの展開でグラビトン発射状態が再現できます。ハッチ開閉は連動式となっています。
本体のオプションは平手。ポージングの力感を高めています。
もう一つのキモとなるグラビトンユニット。テスト用電池内蔵のため、絶縁シートを取って電源を入れれば遊べます。
右はAボタンで、上面のLED発光と共にグラビトン発射時の音声が流れます。
左はBボタンで、1回押すと待機音、もう1度押すとLED発光と共に合成風音声が流れます。
AB同時押しでモードが変わり、Aボタンで後半のグラビトン発射、Bボタンでワンエイトとの対峙音声が流れます。
この同時押しを繰り返すとLEDの発光色が変わるだけでなく、シークレット音声が流れる時もあります。
ボディ前面のハッチを開き、内部の空洞にユニットを格納させます。
これにより、ワンセブンの眼が様々な光り方をします。
ここからは変形です。
一度棒立ちの姿勢に戻し、肩の位置を下げます。
左足首のロックジョイントを引き出し、右足首の受けと接続します。
これで両脚をピタリと閉じる事ができます。
耳を下に押して頭部バイザーを下ろし、腕の関節を活かして画像のように曲げます。
脇腹の外装を右、左の順に畳み、
空いた隙間に腕を収納し、ハッチを閉じます。
脚部の関節すべてを使って折りたたむように可動させ、
足首を前面にスライドさせ、背部アンテナを起こせば・・・
要塞ワンセブンが完成します。
足首の前面スライドにより要塞・飛行でも爪先のハッチが開くようになり、
サブマシン(走行形態)とシグコンタンクの収納・発進シーン再現も可能です。
(シグコンタンクが前後逆になっています・・・正しくはドリルのある方が後ろです)
主翼兼カタパルトには凸ピンがあり、ここにシグコンジェットやサブマシン(飛行形態)を駐機させる事ができます。
なお、シグコンタンクとサブマシン(走行形態)にも穴があり、同じく駐機が可能になります。
アンテナを下ろして主翼の可動と尾翼を起こすと、飛行ワンセブンになります。
最後に勢ぞろいを・・・またシグコンタンクが逆だ・・・(大汗)
実際に触って動かすと、前述通りDX超合金へのリスペクト、超合金魂ならではのトイ感を強く感じられました。
変形ギミックはグラビトンユニットの取り外しを除けば、差し替え・組み換え一切なしの完全変形を
十分な可動域との両立で成し遂げ、音声・発光ギミックも凄まじくこだわった物になっています。
超合金魂のみならず、ロボ玩具としても久々に大満足の1体でした。
弟ロボ・ワンエイトも現在魂ウェブ商店で予約受付中なので、兄弟揃い踏みを再現したいと思った方は忘れずに予約して下さい。
ワンセブンも現在Amazonで7%オフと定価以下で販売されているため、割と買いやすい傾向にあります。
値段は相当なものですが、それ以上の満足度が得られるのでオススメです。