週末ならぬ終末の映画は多々ありますが、TVでここ数年観たものとしてはこの2作が鮮烈でした。

 

 

 

1・日本沈没(1973年版)

 

日本沈没は今期のドラマでスタートしますが、過去にもTBSでTVドラマ版が放送されており、

その時の流用カット元がこの映画になります。

70年代特有の古さを感じさせますが、全編に渡って東宝特撮映画の真髄を強く感じられる1作であり、

後の東方特撮パニック映画路線をも構築する原動力にもなっています。

今観たら豪華なキャスト陣には、「仮面ライダー」でブレイクした藤岡弘、さんも名を連ねています。

 

 

 

2・ヒトラー~最期の12日間~

 

第2次大戦中、1945年4月のベルリン市街戦を背景に、ヒトラーの地下壕における最期の日々、

軍や親衛隊員、戦渦に巻き込まれる人々の悲劇を、同名の研究書やヒトラーの個人秘書官だった人物の

証言と回顧録を元に描いた作品です。

後にヒトラーが会議中に激昂するシーンはニコニコの「総統閣下シリーズ」で用いられ、

あるフレーズが日本語に聞こえる空耳と嘘字幕を使用し、ネット上の話題などを組み合わせた事象が人気を博しています。

(空耳では「ちくしょーめ!」や「おっぱいぷんぷるん!」などに聞こえる)

というように、このシーンでは残った士官を見て「またおまえらか」と思うようになるはずです。

しかし、全編をネタで観ようとすると痛い目に遭います。

これはヒトラーや周囲の人々の終末を描いた映画なので、生々しいシーンや重いシーンが多いのです。

鑑賞の際は気をつけて下さい。

 

 

 

というように、古きを観て新たな発見があった映画を挙げてみました。

日本沈没はアマゾンプライムビデオにて追加料金なしで観られます。