すごくどうでもいい話ですが、知ってる方は知っている、されど知らない方は知らない小ネタを書きます。
その小ネタとは、ガンプラの中でもガンダムに匹敵する人気を有するザクⅡ、その旧キットについてです。
1・ベストメカコレクションシリーズでは3番目の発売だった
ベストメカコレクションは、ガンプラ以外のアニメ・特撮のロボットや艦艇も出しています。
ご存知の通り、初のガンプラである1/144ガンダムは4番目の発売でした。
ガンプラに留めると、ガンダムの次に発売されたのは1/1200量産型ムサイであり、
そして初のジオンMSとなるシャア専用ザクは、3番目に発売されたのです。
意外なラインナップというのは、すでにこの時から始まっていたとも言えます。
2・量産型ザク初のキットは1/60
人気の高い量産型ザク初のガンプラは、意外な事に1/60でした。
これは1/60を年末商戦に投入する戦略であり、ガンダム、シャア専用ザクと共に、1980年12月に発売されました。
一部が異なるものの、基本的にはシャア専用ザクと共通であったため、その点で出しやすかったのでは、と思います。
3・1/144量産型ザクはお宝アイテム
翌年に入ると、シャア専用ザクの成型色を変更し、ブレードアンテナ省略する形で、
1/144量産型ザクが発売されました・・・が、ガンプラブーム突入期であったため、
見かけても他のキットと抱き合わせで販売されているなど、手に入れるのは至難の業だったのです。
そのため、量産型であるにもかかわらず、単品を店頭でなかなか見かけない、まさに「お宝」でした。
4・傑作キットの登場
意外な事ですが、もうひとつのスタンダードである1/100は、最後発で発売されていたのです。
それゆえに、完成度の高かった1/60の成果が反映されており、3色成型とモノアイのシール表現によって、
塗装しなくても高い満足度が得られるようになっているのも魅力ですが、
最大の特徴は、左肩のスパイクアーマーが別パーツ化され、よりリアルになっている点です。
また、ザク・バズーカが付属しているのも魅力のひとつです。
シャア専用機の発売からしばらくして量産型も発売されましたが、成型色以外の変更点は存在せず、
劇場版に登場した量産型指揮官機も作れます。
さらにその後リアルタイプでも発売され、前述の仕様とデカールにより、無塗装でも高い満足度が得られる傑作となっています。
結構意外と思われますが、今も続くガンプラの進化はこの時から始まっていたとも言える小ネタでした。
「旧キットとはどんなものか?」と思ったら、まずはガンダムと共にザクを作ってみて下さい。