遡る事1973年の4月6日、昭和ウルトラシリーズの第6作目にあたる作品、
「ウルトラマンタロウ」の放送が開始されました。
そう、今日はタロウ兄さん地球降臨45周年記念の日なのです。
ウルトラマンから始まる過去シリーズと繋がっているものの、
前番組2作とは異なる明るめの世界観、そしてウルトラ兄弟を発展させた
”ウルトラファミリー”の確立など、当時の子供たちを魅了する要素を盛り込み、
ウルトラマンコスモスに抜かれるまでは、シリーズ最長話数となる
全53話を放送したなど、劇的に変化した作品だったと言えます。
登場する怪獣や宇宙人もバラエティーに富んでおり、
中盤はクタクタな造形の改造怪獣・超獣が登場するなど、
割と愛嬌に溢れる方向性だった点も見所の一つです。
中には物語そのもののハードさや、恐怖という印象を植えられたケースもあったのですが。
そして、その物語の終わりも・・・気高き決断と勇気ある行動によって締めくくられ、
次の時代へと繋げていきました。
その後のタロウ兄さんは終幕に則った設定が構成され、
後に宇宙警備隊筆頭教官、新たなウルトラマンの補佐役など、
その活躍は多岐にわたるものです。
機会があれば、一度全話を観て欲しいと思っています。
ただし、ゾフィー隊長のファイヤーヘッド―シーンは吹かないように!