原作と別ルートを辿るアニメってあり? なし? アニメ好き大学生に聞いた
好きな漫画がアニメ化するのはファンにとってもうれしいことですよね! 大好きな原作のストーリーがアニメ..........≪続きを読む≫
ぶっちゃけて言えば、結局はこういう事になるわけですがね。
ここで言う方向性とは、「人気作品をアニメ化する」、「メディアミックス戦略で行く」の
ふたつの傾向を主に指しており、後者の場合に関して言えば、
アニメは数ある表現のひとつに過ぎないのですから、違っていても”アリ”と言えます。
もっぱら炎上というリスクがあるのは前者のパターンになるのですが・・・
実際の所、原作とアニメを同時展開していたマジンガーZやデビルマンも、
原作の世界観とアニメの世界観は別物でした。
デビルマンの場合、アニメは主題歌の歌詞にほぼ沿った方向性ですが、
(正確には明君の身体を乗っ取ったアモンが愛の心を知り、美樹ちゃんを守るために
デーモン族を裏切り、結果的に正義のヒーローとなってしまった)
原作では「人間の心の善と悪」を描く重厚かつ衝撃的な展開となっています。
(実際終盤の展開は衝撃的であった・・・)
マジンガーZも基本的には同じですが、一定間隔で連続ストーリーが進む原作、
ロボットアニメのフォーマットを構築したアニメ、というように枝分かれしています。
こういう事ができるのも、はじめからメディアミックス戦略で固めていたからで、
その後に至っては様々な派生作品を生むきっかけにもなっているため、
こういう場合なら”アリ”と言えるわけなのです。
近年ならラブライブ!がまさにそれで、TVアニメ化以前にはPVアニメや
コミックなどの展開を進めており、1期終了後はSIDで活動日誌風小説がスタートし、
大まかなコンセプトは共通ながら、独自の世界観構築に成功しています。
だからこそ、「どこから入っても正解」という自由度の高さが存在しているのです。
今期の場合はけもフレがこれに該当し、最初はスマホゲーム(現在はサービス終了)、
ほぼ同時期にコミック、そしてアニメ化という流れでしたが、
このアニメ化によってまさかの今期中大ブレイクを果たしたのは、
皆さんもご存知の通りかと。
前者に関しては、原作の世界観や展開を尊重するオリジナル回は”アリ”ですが、
それらを無視した愛のない原作レ〇プは”ふざけんな!!”ですけどね。