今年はご存知の通りウルトラマン50周年ですが、その前身となる「ウルトラQ」、

特撮コメディ「快獣ブースカ」も50周年です。

この3作は同年放送と共に、劇中BGMを作曲家・宮内国郎先生が

手掛けられたという繋がりもあります。

3作が50周年を迎えるにあたり、主題歌・劇中BGM・本編未使用曲をすべて収録した

CD-BOX「ウルトラQ ウルトラマン 快獣ブースカ 宮内国郎の世界」が発売されます。

 

http://columbia.jp/prod-info/COCX-39693-9/

 

ウルトラQ、ウルトラマンの各曲目がサブタイトルとなっているのは、

そのエピソードで使われた印象的な曲をまとめているためです。

 

今回発売されるCD-BOXは、現存する音源を可能な限りマスターテープから

新たにマスタリングを行って収録し、散逸してしまった楽曲については、

MEテープなどのソースから収録を行っています。

このMEテープは、BGMと劇中の効果音(エフェクト)が一緒に収録されているため、

CDには効果音が混じった状態で聴く事になります。

ウルトラマン最終回「さらばウルトラマン」を一例に挙げると、マン兄さんが敗北した

衝撃的なシーン、ハヤタと分離したマン兄さんを連れて去っていくゾフィー隊長のシーン、

ラストを飾ったエンディング、以上のシーンで使用された曲がこれにあたります。

 

さらに、怪獣路線へと変更したウルトラQで頻繁に流用され、ウルトラマンでも

部分的に流用された東宝映画「ガス人間第1号」のBGMも可能な限り収録し、

同じく宮内先生が手掛けられた映画音楽の一部も収録するなど、

コンプリート版とも言うべきBOXになっています。

 

その分価格もどえらい事になっていますが、ウルトラQの世界観、

ウルトラマンの世界観、快獣ブースカの世界観を耳で体感できるだけに、

サントラ好きの方にとっては魅力的なアイテムなのは確かです。