毎週月曜更新「週間 電撃スパロボ」、今週分は発売まで残り1ヶ月となった
ムーン・デュエラーズの中核を成すグランティード、その完成状態のお披露目です。

http://hobby.dengeki.com/reviews/207300/

スパロボオリジナルロボットは玩具的可動・立体化を考えていないデザインの機体が多く、
携帯ゲーム機用ソフトが出自の機体ならばなおさらの事で、グランティードも例外ではありません。
それゆえに、立体となった時の全方位から見る迫力は桁違いであるとも言えます。

改めて完成状態を眺めてみると、いかに難産であったかを感じさせられます。
各部の細かいディテール入れはもとより、パーツ分割にも表れています。
後者に関して言うと、パーツ割りの数を減らせば複製用のシリコーンゴム使用量を抑えられ、
組み立ては容易になる反面、マスキングの手間が物凄くかかってしまいます。
逆に色ごとのパーツ分割を行った場合、確かにマスキングの手間は減らせますが、
今度は原型状態での勘合調整に時間がかかり、またその分型が大きくなるか数が増えるため、
シリコーンゴムの使用量が増える可能性が大きくなってきます。
こちらは最終的にどちらを選ぶかは・・・モデラー・原型師次第ですが。

先ほど玩具的可動と書きましたが、無理に可動を組み込めば設定との差異が生じるだけでなく、
一層の手間がかかってしまう事をも意味しています。
なので、可動に固執せず固定で組むというのも、ひとつの方法論です。
グランティードのデザインを見る限りでは、固定で仕上げるのもアリと思っています。

しかしながら、惚れ惚れするのも特機ならではの魅力なので、
機会があった時はさらなる秘密の再現もありうるかもしれませんね。

担当様、古木さん、本当にお疲れ様でした。