
始めに申し上げます。まかりなりにもラノベ出版の一角を成す電撃に関っていますが、
ラノベそのものをディスる気は全くございません。
本題に入りますが、電撃作品は今でも多くのファンに永く愛されている作品が多数であり、
アニメに関しても、結果的には一過性の流行というスタンスになっていません。
とは言え、ラノベアニメは今もなお増殖を続けており、観ている作品が終われば次の作品へ、
という視聴者が多いため、1クールモノのアニメは「いかにしてインパクトを与えるか」が
勝負のカギとなってくるワケです。あくまでも私見ですが。
(もっとも、そういうのが前述した一過性を生んでしまう原因でもありますが・・・)
では、一番効果的なインパクトは何か?ぶっちゃけて言うと「エロ要素」になってくるんですわ(汗)。
放送版ではあえて規制をかけ、「規制解除版が見たくばソフト版を買うべし」という無言のアピールをかけ、
BD・DVDを多くの人に買ってもらう事で、制作側は制作費回収と利益を得ようというのが、
今のアニメ業界のほとんどのスタイルになっていると。ええ。
(この他にもCDやキャラクターグッズ、フィギュアのライセンス料などもあるのですが・・・)
このようにして受ければ原作本も売れ、出版社・作者の名もさらに知れわたり、
アニメは2期に繋がっていくワケでもあります。
が、このスタイルは正直言って、「当たればデカイがハズレればダメージがデカイ」諸刃の剣であり、
長い眼で見た場合でも、ピークが過ぎればバッタリという痛恨のリクスも孕んでいます。
で、今考えても理解できないのは・・・まさにコレをやってるラノベアニメの事です。
5年前の「インフィニット・ストラトス(IS)」や「僕は友達が少ない」にせよ、
近年の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」にせよ、
本放送時には大きな話題を集め、薄い本(主にR-18方面)の人気も凄まじく、
ダンまちにいたっては「例の紐」が変な意味で人気を呼びました。
しかし、これらはピークが過ぎればあっという間に廃れてしまい、ダンまちはまだですが、
2期が始まってもブーストがかかる事はありませんでした。
そう感じるのは、当時の即売会やコミケカタログを見ていたからこそで、
一例として、5年前の夏コミまではISが席巻するも、冬までははがないに取って代わられましたので。
だからこそ、昔も今も「コレがなぜ流行っているのかがわからない」と感じてしまうんですよ。
というほど、僕がブレないというか・・・単に鈍くさい&頑固という事なのかもしれませんが(爆)。