
そう思える名言と迷言を生んだのは、「ガンダムビルドファイターズトライ」に登場し、
ガンダムの既成概念に縛られないガンプラを作り出してきた”ガンプラ心形流”の若きホープ、
サカイ・ミナトただひとりです。
「ロマンのわからん奴はぶぶ漬けでも食っとれ!!」(第16話「華麗なるシア」より)
ミナトが自分の想いと想像力、チーム・ビルドバスターズ全員の想いを形にしたトライオン3に対し、
合体して通常サイズのMSになるメリットがないばかりか、複雑な変形機構による各部強度の
問題点を指摘したユウマに対してのツッコミ(?)となるのですが、「激しく同意だ!!」と共感できました。
そう、スーパーロボットはいつの時代も漢のロマンなのだから!!
要するに「女の子に任せて後ろで指揮執ってへんで、特機の一体でも引っ張り出して、
自ら前に出てバケモンどもをブッ倒す・・・それが漢のロマンっちゅうモンや!
そないな事がわからん提督どもはぶぶ漬けでも食っとれ!!
ついでにコミケは午後から来いや!!」と言いたい。というか言ってますが。
「合体シーンにあや付けるとは・・・ロマンと美学の欠片もないのう」(第22話「心のままに」より)
準決勝において、合体中の妨害攻撃を行ったトライファイターズ全員に対し、
視聴者の思っている事を代弁した名台詞です。
つまり、漢のロマンにいちゃもん付けるような連中に対しては、
「ロマンと美学の欠片もないのう」と言ってやりましょう。
「自分の気持ちに素直に、心のままに」(最終話「僕たちのガンプラ」より)
ガンプラ心形流は己の心を形にする流派。この言葉に秘めた想いのままに、
「この一体だ!」という一体を作り上げる事こそが極意なのです。
こう書けば含蓄のある名言ですが、当の本人が作ったのは”すーぱーふみな”であったため、
「己の欲望に忠実に作っただけじゃねーか!!」と誰もがツッコんたと思われるため、
使い方によっては迷言にもなりかねなません。
しかし、この心は何事にも大切なので、怒られないor捕まらない程度に進んで下さい(笑)。
というように、驚異的なガンプラと名言&迷言を生んだサカイ君は、
「愛すべき紙一重」であると言えます。