【アニオタ白書】125人に聞く!いつから、どんなきっかけで自分がアニメオタクだと自覚した?
突然ですがみなさん、アニメはお好きですか? 「子どものころ観ていた」「キャラクターグッズは好き」「マ..........≪続きを読む≫
こういうのはタイトルどおりなんですがね(笑)。実際僕もそうなので。
そのきっかけとなったのは、同時期に2つの作品を観た事からです。



1・機動戦士ガンダム0083

今なお好きなガンダムシリーズであり、劇場版のクオリティそのものとも言えるメカ描写、
一年戦争とグリプス戦役の狭間という時代の出来事を描いた熱苦しい戦場ドラマ、
スペースノイド開放とジオン再興のために戦ったデラーズ閣下や
ガトー少佐(後に大佐へ昇進)をはじめとするジオンの漢たちの存在、
さらには、マクロスシリーズで名を馳せた河森監督がメカニカルスタイリングを手がけた
ガンダム試作1号機(Fb)&試作2号機、カトキさんによるジムバリエーションなど、
勢力を問わず秀逸なデザインのMSやMAなどの魅力に溢れた衝撃作でした。

しかし、一番の魅力は「ガンダム対ガンダム」を描いているという事。
ZガンダムではサイコガンダムとサイコガンダムMk-Ⅱが敵として登場していますが、
この2体はMA扱いなので、実質的なMS対MSでのガンダム同士の対決は、本作が初です。
(終盤は試作3号機デンドロビウム対ノイエ・ジールというMA同士の激突になってくるのですが・・・)

リリース当時はガンダムとガーベラ・テトラのみガンプラで出ており、
他のMSやMAはガレージキットで出ていたのですが、
これがセーラームーンと共にガレージキットのムーブメントをさらに引き上げる事となり、
ガンダム関連の版権が許諾されるF-CON、JAF-CONを大いに盛り上げる事にも繋がりました。
今ではかなり沈静化していますが、その魂はHGUC、MG、PG、RE/100などにも
受け継がれていったのは言うまでもありません。



2・絶対無敵ライジンオー

タイトルだけ見れば「なんじゃこりゃ?」と思うのですが、いざ観てみれば、
「教室が司令室」、「学校から出撃するロボット」という斬新さに加えて、
ライジンオーを始めとするロボットのデザイン、合体シーンや必殺技シーンといった
”燃える”バンクシーンなど、往年のロボットアニメが培ってきた伝統の継承、
そして、視聴者を意識した小学生のコミカルな日常、迷惑なものと向き合わねばならないという
ある種の皮肉が絶妙なバランスで融合し、観ていて面白いと感じられる一作に仕上がっています。

斬新さと前述しましたが、要は「小学生の頃の夢」を具現化したものなのです。
誰もが「学校からロボットが出撃したらスゴイだろうな」と思っていたはずなので、
かつて自分自身が見たかったものが実現したという意味においても、
ライジンオーは今でも名作として挙げています。

実際当時のトイも、ゴッドライジンオーは無茶が過ぎていましたが、
ライジンオー、バクリュウオー単体のスタイリングとギミックは非常に秀逸であり、
これが一度は途絶えたオモチャ熱が再燃したきっかけに繋がり、今に至ると。



この2作に出会えた事は、僕自身にとっても幸運というべきものでした。
今となっては業界の実情などで、制作されないと思われますが、
こうした”本物の熱さ”を秘めたアニメが多く出てくる事を願うばかりです。