意外なアイテムのリリースに定評のあるメガハウスが、またしても

「おっさんホイホイ」という釣り針が付いたアイテムを投入してきました。

従来のヴァリアブルアクションを上回る「ヴァリアブルアクション・ハイスペック」第3弾として、

80年代ロボットアニメの中でも異彩を放っていた「超力ロボ ガラット」の主人公機、

ジャンブー・ガラットがまさかの登場を果たします。


「デフォルメロボ・クルットからリアル頭身ロボ・ガラットへの変形」を

完全変形で再現しただけでなく、新解釈の取り込みによるプロポーションと

可動範囲の維持に加えて、各所に使用したダイキャストがもたらす重量感、

シリーズを通しての美麗な塗装表現を併せ持つのが、大きな特徴になっています。

オプションはガラット・アームド・バリアンティの各種形態、クルットの表情パーツなどがあり、

どちらの形態でもフルに楽しめます。


原作に対して「異彩を放っていた」と前述した件には理由があり、放送された1984年当時は、


・超攻速ガルビオン

・重戦機エルガイム

・ビデオ戦士レザリオン

・巨神ゴーグ

・ゴッドマジンガー

・超時空騎団サザンクロス

・機甲界ガリアン

・星銃士ビスマルク


以上のロボットアニメも放送されており、どれも80年代特有のシリアス路線に沿って

制作されていた中、ガラットはロボットとギャグを売りにした路線で制作されていたからです。

(さすがに後半になってくると、多少のテコ入れがありました)

この流れは後の「魔神英雄伝ワタル」や「魔動王グランゾート」へと継承されるものの、

当時の風潮から、「早すぎたロボットギャグアニメ」と評されたり、

「時代を先取りしすぎたアニメ」の仲間にされたりもしているのですが・・・

また、主人公マイケルの中の人がしょこたんのお父さんというのも、ある種の語り草です。


そんな思い出と共に新生したガラット、ハイスペックを冠するだけあって高額となっていますが、

思い出と新しさが融合した進化系トイとなっているのも確かです。

こうした面白い流れは、個人的にも良い話だと思いますね。


http://www.amiami.jp/top/detail/detail?gcode=TOY-RBT-3119&page=top