ブログネタ:復活してほしいアニメ
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復活して欲しい、と言うか、復活すべきアニメは言うまでもなく、本当の意味でのロボットアニメです。
かつて日替わりで放送されていたロボットアニメには、「ロボが主」という命題がありました。
「ロボットプロレス」だの、「30分CM」だのと比喩されがちでありながらも、
各作品の主役ロボ及びサブメカの存在感、骨太なストーリー、敵勢力のライバルの存在など、
僕らの魂を熱くさせた「鋼の魂」が宿っていたのは確かです。
だからこそ、合金玩具やプラモの発展も共にあったワケでした。
しかしながら、ゼロ年代に入ってくると、少子化やカードゲームの隆盛、萌えアニメの台頭、
そしてビジネスモデルの変化によって本来のロボットアニメは居場所を失ってしまったのです。
仮に創られたとしても、過去にも散々言っているように、「巨乳及びエロが売り、もしくは腐向け」といった、
キャラ売り優先主義が主導でロボがオマケで出ているだけという、
魂のないエセロボットアニメ及びエセメカアニメが多数まかり通っているというのが、
悲しい事に現在の状況というワケなのです。
そんな中でも、キングゲイナー、ガン×ソード、ガイキングLOD、鋼鉄神ジーグ、真マジンガーは、
こうした風潮と戦いながら制作されており、僕らの魂に炎を灯す存在となっているのです。
ジ・インスペクターはスパロボOGのマイナス要素である乳揺れがあるものの、
この点をブッちぎるメカ描写によって、8話・15話・19話のような神回を生んでいます。
戦う相手は敵だけではなく己自身でもある事、絶望が立ちはだかっても諦めない意志、
そして立ち向かう勇気を僕らに教えてくれたのは、スポーツアニメではなく、ロボットアニメなのです。
今のような時代だからこそ、真のロボットアニメが必要なのだと思っています。
次の世代、さらにその次の世代へ引き継いでゆくためにも。
・追記
福井晴敏先生が電撃ホビーマガジン誌上にて連載していたコラム「四十の魂 ユニコーンへの道」が、
この度電撃ホビーブックスの新刊として、明日発売されます。
ロボットアニメとはかく在るべきか、そして、読み手にとっての人生の道標、
その答えがこの1冊に記されています。
http://hobby.dengeki.com/books/1205_40no.html