各ホビー誌の今月号をご覧になられたならおわかりかと思いますが、

次回、つまり7月のワンフェスの入場方法の一部に変化があります。

その変化とは、「ダイレクトパス(仮)」の導入であり、

大型テーマパークや大型イベントの一部で導入されている優先入場整理券の事です。

ドリパでいう所の「アーリーチケット」がこれにあたります。


このパスは6月26日(日)12時にローソンチケット(ローチケ.com)で発売が行われ、

先着2000枚限定で価格は¥3,000となります。

(この他にもシステム使用料¥210と発券手数料¥105が必要です)

また、1名につき1枚まで、決済はクレジットカードのみとなっています。

引取りは7月16日(土)から23日(土)の間にローソン店頭での受け取りとなります。


当日はガイドブックとこのパスを持って、8時30分から9時の間に

パスに記載された地図の場所へと向かえばよいのです。

このあとは整理番号順に並べば、一般列に先駆けて優先的に入場可能となります。

また、到着が遅れた時はパス入場列の最後尾になりますが、

場内引き込みが終わっても一般入場列に並ぶことなく優先的に入場できます。


ここまでは入手と当日の入場法についてご説明しましたが、

今回このパス導入に踏み切った理由としては、「徹夜組の緩和」とあります。

以前から問題視されてたため、メッセに移ってからは徹夜列と始発列に

優劣を付けない同時入場を行ってきました。

ところが、この事が「徹夜列最後尾より始発列先頭の方が早く入れる」という説を広めてしまい、

その結果、徹夜組が海浜幕張駅周辺でたむろしたり、始発到着客のふりをするなどの問題を生み、

駅機能の麻痺やホームでの転落事故、怪談での将棋倒しなどのトラブルが

発生しかねない状況となってきています。

そのため、こうしたリスクや徹夜組の問題に対処すべく、ダイレクトパスの導入を決めたのだそうです。

この件に関しては、「ルール破りの是認」を来場者に抱かせてしまいがちですが、

あらゆる危険や問題を起こさないための苦渋の選択を行ったと広告で発表しています。


これは私見なのですが、もうひとつ理由があるのではと感じています。

それは、相次ぐディーラーのキャンセルによって卓代による収益が激減してしまったため、

その穴埋めも兼ねてダイレクトパスの導入に踏み切ったのではないかとも思っています。

最悪の場合を考えれば、このパスが真っ当な参加者に行き渡るのかが不安要素です。

おそらく当日は申込多数でローチケ側のサーバに負荷がかかって、

なかなか手続きが進まなくなるであろうと思いますし、

手に入ったとしても、整理番号は運任せという側面もあります。

それに、これが転売屋の手に渡ったらと考えると、

ダイレクトパスの導入が正しいのかはわからない所です。


それでも、当日の成果(開場から終了まで無事に終わるかという意味で)が

今後も導入すべきか否かを判断するのではないかとも思っているのも事実です。


まあ、パスが買えたとしてもいつも通りだったら考えものですけどね(苦笑)。