本日発売となりました電撃ホビーマガジン6月号にて2作やらせて頂きました。
僕が関わったモノとしては珍しく、どちらも特集内での掲載となりました。
・特集2 RG&メガサイズモデル大激戦コンペPart2
こちらでは「G-3ガンダム反応速度向上型」で参加しております。
本コンペはプロモデラー・業界関係者限定での参加型企画となっており、
RGもしくはメガサイズモデルを「かっこいい事」というテーマに基づき、
自由に作成する主旨となっています。なので”作例”というよりも”作品”と言えるかもしれません。
案内状が届いたのは1月半ば、丁度ビレフォール作成時でした。
完成後からもう一体分の担当まで時間があったので、無塗装素組みの
メガサイズガンダムを引っ張り出して、ワンフェス終了後から作業に入りました。
やっている事はいつも通りですが、何分パーツがデカイので表面処理は難航しました(汗)。
複雑と言うよりも、時間がかかるという意味で。
そのため塗装に入れたのは締切前日で、当日も3時過ぎの出発まで手を入れて
ギリギリで完成し、夕方に持込で無事納品されたというのが、コレの裏話です。
コンペという性質上ノーギャラなんですが、前述の理由に加えて
「面白そうだから」というのも参加の動機です。
先月号のPart1と合わせてみると、意外にもメガサイズ、それもシャアザクが
大半を占めているという事、そして旧ザクへの改造が3品もあったという事に驚かされます。
それでも各々の感性とアプローチで仕上げられた作品群は、見ていて面白いと感じます。
最後に、本コンペは「読者の製作意欲をかき立てる事」が目的なので、
皆様も全作品群を参考に、RGやメガサイズを楽しんで頂けたらと願っております。
・特集3 電撃スパロボ!スペシャル!!
「スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター」完結に合わせて、
アニメに登場した機体の立体物にスポットを当てた特集となっています。
こちらでは、先日発売されたコンパチブルカイザーのキットレビューを担当させて頂きました。
久々の特機系(スーパーロボットの事)だけあって、心なしか燃えるものがありました。
しかしながら、製作中に震災の影響を受けてしまい、パーツが破損するという
災難を喰らいましたが、自力でリカバーできるレベルだったのが不幸中の幸いでした。
パーツの遭難にも見舞われましたが、細かいパーツがなかったので全部見つかり
そのまま再開に持ち込む事ができました。
その後も夜間の計画停電予定や節電のため、夜間作業は自粛しながらの作業になりましたが、
なんとか完成にいたり、何とか一つの試練を乗り切ったと感じています。
当初は「ソリッドなグロス仕上げ」と考えていましたが、
金の上からクリアーレッドを上掛けするという面白い手法をネットで見かけて、
「これは面白そうだ!」と感じて実際にやってみました。
それに合わせて、本文にあるように各部もメタリック・パール表現にシフトして、
スーパーロボットらしさを強調した仕上げでまとめています。
組み立てのポイントは誌面の途中写真を参考にして頂くとして、
塗装のポイントとしては、特徴的な水色のラインを先に塗ってから
本体色を塗るとマスキングの工程が楽になります。
製品版では頭部とエリ以外の全箇所に塗装が施されているので、
素組みで仕上げても満足度の高い仕上がりになります。
また、各部のクリアーパーツが入る位置やパーツの裏側に
メタリックテープを貼ると、一段と完成品が引き締まるのでオススメです。
余談ですが、納品後に放送された最終話冒頭でカイザーが登場した時は
「聞いてないよぉ~!!(byダチョウ倶楽部)」と、マジで仰天しました(実話)。
まさかここでアニメでの作例にも関わるとは、正直思ってもいませんでした。
とまあ、こんな感じで今月分は頑張らせて頂いた次第です。
今月号もよろしくお願い申し上げます!