以前のホビーショーレポでも触れたHGUCジム・カスタム。

予約案内と試作モデルの公開も始まっており、20年越しの悲願成就に

心躍らせる方も多いはずです。僕も含めて。


http://www.amiami.jp/shop/ProductInfo/product_id/185307


こちらで試作モデルの全体像が確認できます。


0083ジム・バリエーションと言えば、試作1号機と試作2号機を凌ぐほどであり、

過去に登場したジム以上にMSファンを魅了したほどの人気を有する事で有名です。

しかしリリース当時はその人気に反比例するがごとくキット化に恵まれなかったものの、

代わりにレジンキットで全種がBクラブから発売されたという経緯があり、

(JAF-CONとキャラホビの前身にあたるF-CONでも発売されたという説もあるそうですが)

この事がガレージキットというジャンルを広く浸透させるきっかけにもなりました。

所有のMJ(模型情報)’91年8月号掲載のスクラッチモデルを改めて見返すと、

設定画よりもスレンダー体系でまとめられているので、ジムらしからぬヒロイックさを感じます。

こちらの作例が最も強い刷り込みとなったのは言うまでもありません。


それから時が流れ、初のキット化はMGであったものの、アレックスをベースにしたという

設定を忠実に再現した結果、今の目で見ると物足りなさを感じてしまうというのは否めません。

それゆえに、更なる技術の蓄積によって進化を遂げたHGUCは、より理想系に近い

ジム・カスタムと言っても過言ではないかと思います。

ヒジ関節周りはうるさ方からすればコレジャナイ感漂うものですが、

可動という点を考慮すれば最適なまとめ方ととらえる事もできます。

スネパーツは若干の加工でジム・クゥエルにも流用できるので、理想的なクゥエルの製作用にも

買っておいて損はないキットだといえるのは確かです。


新年のプラモはじめに買ってみるのも良いですね!