青少年健全育成条例改正にともなう漫画・アニメの表現規制が
さらに強化されようとしています。
http://www.new-akiba.com/archives/2010/03/post_21211.html
詳しい事はこちらの記事をご参照いただくとして、
18歳未満のキャラを「非実在青少年」と定義し、エッチな描写を規制した表現で
健全育成に繋がるかというと、答は「ノー」としか言いようがないです。
学校の中途半端な性教育、モラルが欠如した教師、
モンスターペアレントがはびこる環境下と規制された表現物で、
(すべての環境がそうであるとは限らないが)
青少年の健全育成ができる訳などありません。
そんな環境では中途半端な知識と倫理観しか得られず、
好奇心に任せて愚かな行為を引き起こしかねないからです。
人間の美しい部分だけではなく、醜い部分も知らなければ、
何が正しくて何が間違っているのかという分別が付けられませんからね。
2つの部分を知る事が、健全育成の本来あるべき姿なのです。
加えて、表現の幅が狭められるという事は、漫画家やクリエイターにとって死活問題です。
規制によるダメ出しの連続とあらば、発送の枯渇を加速させる事になりますし、
作り手側の情熱も失われてしまいます。
となると、面白みにかけるものばかりが蔓延し、ひいては文化の衰退に繋がります。
かつての自由度の高い漫画やアニメは、僕らに大切な事を教えてくれました。
学校では伝わりにくい友情や努力の大切さ、恋や愛の姿、本当の強さ、
そして、最後まで諦めずに立ち向かう熱い魂を。だからこそ、この改悪を許してはなりません。
今日の記事は、改悪に対する僕の戦いです。
武力という名の”剛”ではなく、言葉という名の”柔”をもって。