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コレは正直どれを上げればいいのかわからん所なんですが、
あえて上げるとすれば、ウルトラセブン最終話「史上最大の侵略(後編)」ですね。
ストーリーの概略は以下の通りです。

数々の侵略者と戦ってきたセブン=ダンではあったが、そのたびに多くのダメージを受けてきた。
それがツケとなって、ダンの身体を一気に蝕んで来たのだ。
それでも美しい地球を守るために戦わなければならない。
地球に侵入した双頭怪獣パンドンを苦戦の末に倒すも、その代償は大きかった。
ダンはかろうじて一命をとりとめるも、その身体はさらに弱りゆく一方であった。

ほどなくしてゴース星人によるウルトラ警備隊基地への直接攻撃が始まる。
基地の系統が混乱する中、正体を知られたくないダンは病室を抜け出してしまう。
被害は最小限に抑えられたが、拉致したアマギを使いゴース星人が降伏勧告を放ってきた。
彼等の勧告は単なる脅しではなく、地底ミサイル攻撃で30億全人類皆殺し作戦を
実行できる自信があるからこそのものであった。
地球防衛軍が返答に困る中、ついに地底ミサイルが発射され、世界の各都市が破壊されてしまう。
次のターゲットは東京となるが、ウルトラ警備隊の捜索でゴース星人の基地が判明。
もはや一刻の猶予もない。アマギに構わず、時限爆弾を積んだマグマライザーで
基地を爆破する作戦が決行されようとしていた。
その様子をビデオシーバーでキャッチしていたダンは最後の変身を試みるが、上司に止められる。
その刹那、ポインターで自分の元へやってきたアンヌに、
「アンヌ、僕は・・・僕はね、人間じゃないんだよ。M78星雲から来た、ウルトラセブンなんだ!」
突然の告白に驚くアンヌであったが、ダンはダンに変わりはないと告げる。そしてダンは、
「西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んでゆく、それが僕なんだよ・・・」
こう告げてアンヌの静止を振り切りセブンに変身。マグマライザー到着の寸前でアマギを救出する。
大爆発するゴース星人の基地。だが最後の切り札である改造パンドンが出現。
満身創痍でもセブンは敢然と立ち向かう。その戦いを見たアンヌによって
キリヤマ隊長たちはセブンの正体がダンである事を知る。
「行こう!地球は我々人類、自らの手で守りぬかなければならないんだ!」
キリヤマ隊長の決意と共に隊員達は分離したウルトラホーク1号でセブンを援護。
彼等に支えられ、改造パンドンを打ち倒したセブンは宇宙へ飛び去ってゆく。
最後の姿を見届けたソガは呟く。
「ダンは死んで帰っていくんだろうか・・・もしそうなら、ダンを殺したのは俺達地球人だ。
奴は傷ついた身体で最後の最後まで、人類のために戦ってくれたんだ。
ダンを殺したのは俺達なんだ・・・あんないい奴を・・・」
だがそれに対してフルハシは言う。
「そんなバカな、ダンが死んでたまるか!ダンは生きている、きっと生きてるんだ!
遠い宇宙から、俺達の地球を見守ってくれるさ!そしてまた、元気な姿で帰ってくる!」
共に戦った戦友を信じているからこその言葉であった。
そして、明けの明星をバックに映し出されるダンの笑顔。
ここに、地球人以上に地球を愛した戦士の物語が幕を閉じた。

各話の話のストーリーがしっかりと練られたものであったからこそ、
シリーズ最高傑作を締めくくる感動の最終話であると実感しています。
DVDもお求めやすいウルトラ1800シリーズで発売中ですから、
保存版として買っておくのもオススメです。