発売目前となった超合金魂マジンガーZ(真マジンガー版)。
今日から4日に渡り、手持ちのアイテムで超合金マジンガーZの軌跡を辿ろうかと思います。
こちらが記念すべき第1号となる超合金マジンガーZ第1期版。
画像のものはミニチュアサイズで再現された「THE超合金」です。
造形、彩色、部位ごとに使用されている材質を当時のものと寸分違わず、
全高約9センチのボディに集約した一品です。
それゆえに、造形や彩色のゆがみもしっかりと再現されています(笑)。
ロケットパンチギミックも再現されていますが、前腕はなぜか強化後のアイアンカッター。
第1期版のもう一つの特徴が胸部ミサイル発射ギミック。
ブレストファイヤーを開き、背中のレバーを動かせばミサイルが飛び出します。
ところが、このギミックには欠陥があり、ミサイルと共に
中のスプリングまで飛び出すという恐るべき罠が(汗)。
その後、第2期版では新規に付属されたジェットスクランダーとの兼ね合いもあって、
このミサイルギミックは省略される事となりました。
そのため当時品ではブレストファイヤーを開くとギミック隠しのシールが貼られているというわけです。
いわゆる第3期版は、第2期版を母体としながらも、大腿部を金と銀で塗られたものや、
パンチユニットの成型色が異なるなど、さまざまな仕様で量産されていました。
第3期版まで使われた金型が破損するという事態が発生し、
モデルチェンジも兼ねて造られたのがこの第4期版といわれるモデルです。
(こちらもTHE超合金です)
これまでに多くの超合金が発売されていた後のモデルとあって、カッチリとした造形になっています。
アイアンカッターはフック受けが2箇所あり、どちらのポジションでもしっかりとした保持が可能。
さらに、胸部ミサイルも新解釈で復活しているのも見逃せないポイントです。
(発射のためにはスクランダーを外す必要があります・・・)
しかも、頭部のホバーパイルダーが外せるのも画期的でありました。
いたずらで外して隠したり、落とした際に紛失したりというのがよくあったそうです。
マジンガーZの超合金としてはベストプロポーションであり、発売後も
わずかながら復刻されるほど好評を博した一品でした。
番外編として、「スパロボメガトンキャンペーン」景品として復刻された第1期版も軽くご紹介。
PS版電視大百科・F・F完結偏の3タイトルを買って応募すれば必ずもらえる一品でした。
電視大百科封入の応募券の中には「ラッキーBlack」仕様のものが5000枚存在しており、
そうなった場合もらえるのがこちらのブラックバージョンでした。
通常の場合なら当時品と同じノーマル彩色版です(コッチが欲しかったんだけどね・・・)。
つや消しブラックのボディに金のカービングという組み合わせは、
限定版超合金の代表格・ブラックライディーンに倣ってのものです。
特筆すべき点は、きちんとロケットパンチが再現されている事(左腕に注目)。
当時品はアイアンカッター2組でしたが、こちらはそれぞれ1組ずつ封入されています。
THE超合金同様、胸部ミサイルの欠陥も改善され、遊びやすくなったという事も追記します。
このように、超合金はマジンガーZと共に進化を重ねた事でロボットトイの代名詞となりました。
(それゆえに他社の合金トイも超合金と言われるようになってしまいましたが・・・)
90年代初頭を最後に超合金は永い眠りにつくかと思われましたが、それはまた明日に。