
この制度に関しては僕の意志は決まっています。その答え方も。
「断固辞退する。このような愚かな制度に恭順する気は微塵もない」
国民の声から生まれたとは言え、多くの問題をはらんだままの
見切り発車となるままであるなら、非常に危険極まりないです。
問題の一つ目は選出方法。やり方自体が赤紙と同義であると言わざるを得ません。
望む者が選ばれたのならともかく、選ばれたのが望まぬ者であったとしたら。
自分の仕事を優先したい状況で、仕事に穴を開けた時の無念さは計り知れないものなのです。
ましてや今は不況打破と雇用問題解決が急がれるこの状況下で、
制度を強行しようとするお偉いさん方の考えはまさしく愚の骨頂。
二つ目は証拠となる物や画像。中には凄惨なモノまで含まれるとなれば、
そうした類が苦手な者にとって消える事のないトラウマになるのは火を見るより明らか。
メンタル面でのケアも選んだ側が責任をもってやるべきだというのに、
それが確立されていないとなれば、まったくもって馬鹿げているとしか言いようがないです。
三つ目が報酬とペナルティのアンバランス。安い日当である上に、遠方でも交通費はほぼ自腹。
加えて、ペナルティに抵触すればリターンの割に重すぎる罰則が強いられる。
そして、真実が見えない内に人を裁いてしまった事への罪悪感までものしかかります。
言わば、一生外れない十字架を背負う事を強要するのとまったく同じです。
このように、現時点での裁判員制度は日本にとって悪しき制度であると断言できます。
欧米諸国では根付いている物が日本でも根付くとは限りません。
実施されるもすぐに廃止されたサマータイムという前例があるのだから。
日本国民であると共に一人の人間として言う事はただひとつ、裁判員制度は即時廃止すべきだと。
そして、僕と同じように制度の即時廃止を強く唱える方々を同志として応援します!!