今月分の作例、ようやく一山超えました。


僕の製作スタイルにおいて400番のペーパーがけはもっとも時間のかかる作業です。

パーツの合わせ目だけでなく目立つ面すべてにペーパーをかけるのは、

成型の際に生じるパーティングライン、ヒケも処理する必要があるからです。

加えて、表面の油脂分や汚れを落とせる他、表面にヤスリ傷をつける事で

下地のサーフェイサーの定着性を高める効果もあるのです。

さらに面を整える「面出し」もこの工程で行っています。

塗り分け部分も含めてのスジ彫り修正もここで行えば、毛羽立った部分も含めてペーパーで修正できます。


この後は傷をなだらかにするため600番、光沢仕上げなら1000番のペーパーで

水研ぎ(水をつけながら磨く事)を行えばペーパーがけは終了です。


刻々と締切は近づいていますが、ひたすら前進するのみです!