「戦う事だけが勇気ではない・・・だが、戦わざる事も勇気とは言えない!
今、ここに宣言しよう!我々は戦う!それが我々の信じた勇気ある誓いである以上、
我々は戦う!生命ある限り!!」
(大河幸太郎[勇者王ガオガイガーFINAL])
漢の名言、そのひとつたるこの言葉には古来より伝わる
「武士道とは死ぬ事と見つけたり」へのアンチテーゼと言えるでしょう。
己の生命を顧みず戦う事は勇気ではない。だが、生命を重んじ戦いを否定する事も勇気ではない。
真の勇気とは生きるため、護るために生命の炎を燃やし続け、眼前の壁、そして困難と戦う事である。
それと共に「生きろ」という強く、そして熱い意志を我々に伝えているのです。
故に、死を美徳とする武士道の在り方に異を唱える事となるのではないでしょうか。
この言霊から僕なりに考えた結果、「漢の道は『必生』と見つけたり」という答が浮かびました。
「必生」、すなわち、必ず生きる事。「必勝」以上に心に刻むべき二文字と言えます。
武士道なりに言うなれば「武士道の極意とは必生なり」でしょうか。
生きる上で様々な悩み、苦しみ、悲しみ、切なさに襲われる事もありますが、
漢達が後世に託した名言を胸に刻み、明日への一歩を力強く踏み出して欲しいと願っています。