ホビー誌のライターをやっていると、ほぼ毎回タイトル通りになってしまいます。
これは完成度の事でも、テストショット特有のヒケやズレの多さでもありません。
ディテールやフォルム全体は同じでも細部の仕様が違っている事があるからです。
あくまでもテストショットというのは、成型品の強度や合いの精度に
不具合がないかを確認するために成型するものです。
ここから不具合があれば金型を修正し、これを繰り返して製品状態として仕上げていくわけです。
さすがに掲載スケジュールの都合上、製品状態を待っている余裕はない事がほとんどですから
作例製作はテストショットを受領して行います。
この時に感じを掴んで本文を書いても、製品版を手に取ってパーツを眺めると
細かい所が変わっていたりするので、驚いてしまうと(汗)。
過去の作例でネタばらしをすると、アルテリオンの肩関節のポリパーツは真四角だったので、
干渉する角を削って動くようにしましたが、製品版では干渉部の角が丸く修正されていたというオチが。
もうひとつはグルンガスト零式。肩付け根のボールはポリ製でABS製の軸に差し込む仕様でしたが、
これも製品版では軸とボールがABSの一体成型に変わっていました。
こういう違いを楽しめるからこの仕事は頑張れるわけです。この仕事で変わった点は
「手がけたキットはインストほとんど読まなくても組めるようになった」事ですかね(汗)。
コメレス
>ranzo36様
コメントありがとうございます。
確かにグラハムもインパクトの強い台詞が多いですね。
中には変態と言われても仕方のない場合もありますが(汗)・・・