障害者ゴルフの活動も今月からシーズンイン。6月には初戦の北海道障害者オープンゴルフ選手権と日本片マヒ障害オープンゴルフ選手権を苫小牧市で開催する。
そこまでは例年と何も変わらない。
でも、今年はDGAの将来にとってとても大切な、新しい活動が始っている。
年初に東京・首都圏支部、名古屋・中部支部、大阪・関西支部の三支部を立ち上げた。
すでに東京・首都圏支部では毎月第4金曜日にロッテ葛西ゴルフで齊藤知之プロによるレッスン会を始めた。
3月のレッスン会には中学3年生も参加。まだ人数は少ないけれど、和気藹々とした会だった。
名古屋・中部支部も4月27日、スリーレイクスカントリークラブで支部設立記念コンペを開催する。
その視察プレーの時、キャディをしてくれたのがI君で、当時はアマチュアとして将来を模索していた青年だった。
その年、大会の前日にこのコースのクラチャンを取り、初めてボランティアとして我々の大会を手伝ってくれた。
その後も若いのに何が彼を引きつけたのかわからないが、世界障害者ゴルフ選手権を始めとして毎回、大会を手伝ってくれている。
そして昨年、PGAのツアープロテストに合格。プロゴルファーとしての第一歩を踏み出した。
プロ修行は相当厳しいだろうから、もう手伝ってくれないだろうと思っていたところ、今度はI君の地元である名古屋を拠点にして支部を運営したいと本人から申し出があった。
時を同じくして東京・首都圏支部ができたことから、これはグッドタイミング。
それならば関西にも支部を作ってしまおうと、最近、関西での大会開催に頑張っていただいているNさんに支部長をお願いし、大阪・関西支部も設立した。
この支部では今年の秋の日本障害者オープンゴルフ選手権が関西であるので、その準備や数々の手配などをしている。
DGAでは過去にも支部を作ろうとしたことがあるが、なかなかうまくいかなった。今度こそは時が満ちて、自然発生的に三大都市圏を中心とする支部ができた。
将来的には各支部で持ち回りでDGAの公式戦を回すなどして、皆が力を合わせて会を運営できたらいいな。
そうしたら私は安心して、ちょっとラクが出来るかしら。